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 | 2016年 3月31日 
 | N家を訪ねたのは何年振りだろう。 自然石でできた門扉に初めての時には圧倒され、ぐるっと回り込んで現れる玄関先には旧家の瓦が置いてある。
 そしてN家には、代々ご先祖様を大切にしN家を守っていくうえでの家訓があった。
 
 相続の手続きのための現地調査を兼ての訪問である。
 
 家訓は、現在のN家の当主が先代から聞き及んだN家の歴史を知って書家に書いてもらったものだ。
 
 なるほどと思う。
 
 N家との付き合いは30年以上になり、N家の歴史にちょっとは関わってきた私であるが、家訓を忠実に守ってきたことも知っている。
 そして現在も家族仲良く、特に今は夫婦二人でいたわり合いながら生活しているのを見ていると嬉しくなる。
 
 N家との思い出が今での語り草になっている。
 もう20年ぐらい前になるだろう。
 N家の夫婦と一緒に火打山に登った。私の息子も一緒だった。みんなヘロヘロになってのヨチヨチの下山中、突然茂みの中で熊のうなり声が聞こえたのだ。一瞬足が止まった。そしてみんなで走り出したのだ。そのスピードと言ったら・・・。
 N家でお茶をいただきながら、妻のれい子さんとそんな話をして大笑い。
 
 
 ところでこの家訓。これは相続財産ではないからね。
 
 
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 05:43, Thursday, Mar 31, 2016 ¦ 固定リンク 
 
 
 
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