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医療心
 「医療崩壊」という本を読みました。
 虎ノ門病院の泌尿器科部長である小松秀樹さんが書いています。

 医師不足と看護師不足が問題になっていますが、(勤務)医師不足が顕現化した要因7点を挙げています。
 その中で
 (1)医療の専門分化・高度化による細分化の影
   響  
 (2)インフォームドコンセントなど患者への説明
   時間の増加  
 というのがありました。

 中堅の医師が病院勤務を辞め、開業医になる道を選択するのは、
 
 「うんと儲けるために開業するわけでなく、自分の生活と人生を守るために、生活できるぐらいでいい」

 といって開業医になっていくそうです。

 最近こんなことを経験しました。
 患者としてきちんと検査の結果や今後の治療方針を聞きたいにもかかわらず、ほとんど説明がなく、更に説明を求めると「何をやってもらいたいんだ。」の一言で終わってしまいました。
 
 患者の立場から言わせてもらえば、インフォームドコンセントが十分なされないために医師と患者間での齟齬が生じ、結果医師に対しての不信感が病院放浪の始まりとなります。

 また、医療の専門分化・細分化も、逆に患者にとって負担となることがあります。医師は、自分の担当分野でないということから、そこで治療や検査を切り捨ててしまうケースがあります。

 医療業界には医療業界の言い分があり、患者には患者の言い分があります。残念なことに、患者は弱い立場であり、医師の顔色を伺いながら診察や治療をしてもらいます。もしかしたら、その病気や怪我は治癒するかもしれませんが、それ以上に心に傷を負う場合もあるのではないでしょうか。
 高度な医療も大切ですが、心が癒される一言がどんなに患者にとっての治療になるか、医師として分かってもらえたらと望みます。

 イギリス医療の崩壊の後を辿らないためにも、「医療技術」だけでなく「医療心」を見直したらいいのに・・と思います。
 
08:59, Monday, Feb 18, 2008 ¦ 固定リンク

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