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何でも「始まり」があります。
確定申告期に入ってからは、挨拶代わりに「今忙しいでしょう〜」と声をかけられます。
税理士会では、この期間、無料税務相談を行っています。納税者の方に、相談会場へ足を運んでもらうわけですが、税理士会では、社会貢献として続けています。
この無料税務相談がスタートしたときのことを、偶然お聴きしました。
長野支部のＫ先生です。
長野県では、長野支部が一番最初に始めたそうですが、きっかけはこのＫ先生だったそうです。
「税理士としての本業は大切であり、自分たちはそれで食べさせてもらっている。しかし僕はね、税理士として社会貢献をすることを大切に思っているんだよ。
無料税務相談も、最初始めようと思ったときに周りから反対を受けた。
県連も支部も予算がなかった。だから、本会に話して金を出してもらった。
広報は、各戸へチラシを入れたんだよ。当時は同業者からナカナカ理解が得られなかったものだった。自分たちの職域を荒らすようなことを、なぜ無料でやらなくてはいけないのかと。」
今では、予算を使って無料税務相談の広報をしています。会場に尋ねてくる納税者も増えました。こうした積み重ねが、税理士としての社会的地位の向上にも繋がっています。
現在、長野県税理士会の広報部長としての仕事をさせていただいていますが、この「始まり」をいつも心に留めて務めて行きたいと思いました。 |
08:09, Saturday, Feb 23, 2008 ¦ 固定リンク
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