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 | 登山用のザックを新しく購入しました。 今まで使用していたザックは、日帰り〜小屋1泊用の25リットルと、小屋2〜3泊用40リットルの二つを使い分けていました。
 山を始めた頃から使用していますから、25年近く使用し続けたことになります。
 
 この二つのザックには、たくさんの思い出が詰まっています。
 特に25リットルのザックは、山に行った回数が多い分、想いの深いものがあります。
 
 重広恒夫さんという登山家がいらっしゃいます。
 重広さんは、日本山岳協会隊でK2の日本人初登頂を達成した方で、その他京都カラコルムクラブ隊で、ラトック1に初登頂。さらに、日本山岳会隊で、チョモランマの北壁新ルートでの登頂を果たしています。
 また、1988年に、日本・中国・ネパール3ヶ国の友好登山隊によるチョモランマ交差縦走の登攀隊長となり、1992年、未踏峰のナムチャバルワ登山隊でも、日本山岳会の隊長として初登頂に導きました。
 1995年には、日本山岳会隊で、隊長としてマカルー東稜の初登頂へと導いた方です。
 
 重広さんとの出会いは、1996年8月31日でした。
 当時重広さんは、日本百名山を123日での登頂を目指しており、最後が、8月31日の富士登山でした。
 
 重広さんと一緒に富士登山をしたくて、8歳になったばかりの息子と一緒に未明から富士山に入山し8合目で待っていました。というのは、息子が高山病になりかけたからです。
 午前8時ごろ腕を組んで黙々と登ってきた重広さんの姿を見て、駆け寄った息子にびっくりした重広さんも、満面の笑みをくださいました。
 その時、私が背負っていたザックにサインをしてもらったのです。
 「山がすき、人が好き」
 というメッセージも一緒に。
 
 それ以来、何回か他の山登りをご一緒させていただきました。
 いつもこのザックを背負いながら・・・。
 
 新しいザックは、背負うごとに私の登山史を作り上げて行ってくれる予定です。
 25リットルのザックに書かれた「山が好き、人が好き」のメッセージを大切にしつつ、新しいザックにはどんなメッセージと思い出が付いてくるのかとても楽しみです。
 
 今、この新しいザックはデビューを待ち構えています。
 
 
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 06:49, Sunday, Aug 10, 2008 ¦ 固定リンク
 
 
 
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