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後見監督人の仕事をしていて、一番切ないのは未成年後見監督です。
記録を読むと、いろいろな事情で早いうちに両親を亡くし、未成年後見人に面倒を見てもらっていることが分かります。
その事情や現在の未成年者の生活状況を、後見人から直接お聞きしていると、本当に胸が一杯になります。
あるケースでは、母親が病死を前にして子供に残した遺書がありました。
母親の子供に対する想い・願いが綴られていて、何度も涙を拭きながらでないと読めませんでした。
両親がいなくなってしまった寂しさから、後見人が心配するような生活をしてしまうケースもあります。
亡くなった両親のために、しっかりと生活しなくては・・と心に決めて頑張っている子もいます。
今日お会いした方は、自分の甥の後見人をやっている方でした。生活状況も、しつけという観点から、どのように指導していったらよいか悩んでいました。
後見人になってからの出来事をすっかり吐き出し、最後は明るい表情で帰っていきましたが、私に言えたことは「常に前を向いていて欲しい」だけです。
「今日お会いできてよかった・・です。」
といってお帰りになったその方の後姿を見ながら、そう思っていただけてよかった・・・と、そして頭が下がりました。 |
18:53, Thursday, Dec 11, 2008 ¦ 固定リンク
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