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いつも靴を選ぶのに苦労しています。
なかなか足に合うパンプスに出会えないのです。足は幅広で甲高。何で細身のパンプスばかりしか売っていないのだろう・・と苦労です。
店頭に並ぶパンプスは、みんなおしゃれ。いいなあ〜と思うデザインの靴があっても履けない悲しさ。
でも最近の若い人たちは、足のサイズが割と大きくなったことと、幅広靴「EEE]サイズで楽に履きたいという要望があり以前ほどは苦労しなくなりました。
3月の確定申告が終了して春を感じた途端、ふと新しい靴がほしくなりました。デパートへ出かけ何足ものパンプスを履き試し、購入したのは「DAKS」の黒のパンプスです。
最初から足にフィットし、これで街中を歩いたら足取り軽く、気持も軽くきっといい事に出会えるんじゃないかと、夢を描いての購入でした。
こうして購入した靴は、服でもそうですが、デビューするチャンスを窺うものです。天気が良くて、気分が高揚し、今日は勝ち日になってほしい日などを新しい靴や服のデビュー日に決めるのです。
その日がやっとやってきました。
服は新調したものではありませんでしたが、靴は、今か今かと待ち構えていた「DAKS]。
歩きやすさにとても感激し、その日は、何と長野市権堂から事務所のある吉田まで歩いてしまいました。時間にして1時間弱ぐらい。山歩きをする者としては、このぐらいは大したことではありませんが、アスファルトの道を歩くのは、山道とはちょっと違います。しかし普段目に留まらないものにたくさんの気づきがあって、たまにはいいもの。
不幸（？）は、突然にやってきます。
歩道の脇の側溝にかかっているグレーチングに踵をとられてしまったのです。その結果、踵の革がはがれ、大きな傷ができてしまいました。
え〜！待ちに待ったデビューが、この様。
ちょっぴり、本当はすごく悲しかった。
しばらくして靴の修理屋さんへ持って行きました。
「靴の踵の革全てを変えることもできるけれど、そこまでしなくでも・・。」
といって、革を伸ばしサッサと目立たないように修理してくれました。
「サービスするよ。大事に履いてね。」といって、料金を請求して下さいませんでした。
たった1日で傷になってしまった靴に落ち込んでいた気持ちが、この修理屋さんのおじさんに通じたのか、すごく嬉しくなりました。嬉しくて嬉しくて、お礼に持っていたチョコレートをプレゼントしちゃいました。
人間て、些細なことで落ち込み、ちょっとした一言で立ち直れるもの・・。すごく気持ちが暖かくなったのです。
きょうの靴は、この「DAKS」です。 |
05:34, Friday, Apr 17, 2009 ¦ 固定リンク
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