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何もすることのないときにどんな顔をしているだろう？そんなことを考えたことがありますか？
少し前にこんな文章を読んではっとさせられました。
「このごろの人の、何もしないでいる時の顔には品がなくなった。」
電車を待っているとき、順番を待っているとき、そんなときの今日日の人の顔は、あからさまに不愉快そうに見えるか、でなければどうにも手持ち無沙汰で腑抜けたように見えるかだ。
電車一本逃したら１時間、いや半日も待たなければならなかったころ、川留めで何日も動けなかったころ、そんな時代の人たちは、泰然自若として時間を傍らに過ぎ行かせ、いくらでも悠然と待ったものだった。
彼らは、いわば時間の主人だった。
しかし今時の人ときたら、いちいち時間に今することを押し付けてもらわないでは落ち着かなくて、わざわざ人とトラブルを起こして暇つぶしをしたりする。
彼らは、いわば時間の奴隷なのだ、というのです。
著者はさらに続けます。
「そんなときの顔にこそ、その人の本当の品格が現れるものなのだ。」
あら、あら、どうしましょう！ |
05:22, Thursday, Feb 24, 2011 ¦ 固定リンク
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