| 事務所の職員のHさんは、実に情感豊かだなあ〜と思う。そしていつも自分のことのように、小さなことでも受け止める。 
 「社会人3年目になって、やっと両親を招待することができるようになったよ。」という息子の一言に、H さんは感動したと、涙がキラリ。そしてそんなHさんを見て、私もホロリ。
 Hさんの一言に、いつも私は嬉しい思いをする。
 
 給料が支給されると、必ずお礼を言ってくれる。パートだから決して高くないのに、必ず一言感謝の言葉がある。
 私のおごりでお茶菓子などをみんなに出すと、これまた必ずお礼の一言がある。
 小さなことかもしれないが、そうした一言が、私を喜ばせてくれる。
 
 Hさんは、全てにおいて小さなことにも心を配り、周りの人の気持ちを幸せにするのだと思う。
 
 Hさんも息子が一人。
 いつしか自分の息子の姿を重ね合わせて、お互いに母親としての想いを共有した時だった。
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