| 
| ← | 2025年10月 | → |  
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |  
|  |  |  | 1 | 2 | 3 | 4 |  
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |  
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |  
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |  
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |  |  | 
 
 
 
 
 | 
 
 | Sさんのところを訪問した。相続手続きの関係で。 
 Sさんは半年前に妻を亡くし、それからは独居生活をしている。多少足が弱くなっているが、とてもお元気で口も達者だ。
 子供がいなく、亡くなった妻と二人で充実した人生を歩んできただけに、独りになってしまった今、とても寂しいと言っていた。
 一番は話し相手がいないことだ。テレビをつけていても一方通行。時々妻の姪が訪ねてくれて助かるが、寂しい気持ちに変わりない・・・・と話してくれた。
 
 シベリアで4年間抑留され帰還した後に生涯の人と出会ったのはダンスホール。そこから二人の人生は始まった。
 仕事だけでなく二人で日本各地に、世界の多くの地域に旅行をした。その旅行の思い出は写真で整理され、二人と一緒に旅行した鞄に収納されていた。
 一番心に残っているのは北欧。その写真だけは手元において、思い出したように眺めているSさん。もっともっと二人で生活したかったというSさんは、その写真を見せてくれた。
 
 玄関先に飾ってあるスペインの世界遺産「サグラダ・ファミリア」の水彩画はSさんが描いたそうだ。ここも二人で訪問した場所。Sさんは建築家。こうした画を描くことは職業柄でもある・・・とは言っていたが、その画はとても素敵だった。
 
 
 
 
 
 
 
 尾白川林道のクサボタン
 
 
  | 
 05:32, Friday, Oct 10, 2014 ¦ 固定リンク
 
 
 
 | 
 
 
 |