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2週間前に相馬沢から裏つづみ岩に登った。 ほとんど登る人がいない裏妙義の岩稜だ。正面につづみ岩がド〜ンと構えていてその存在は大きい。 以前に相馬岳北陵を歩いた時には、そのつづみ岩(P12)のピークを巻いてしまった。
そこで今度はそのつづみ岩のピークに立つべく、再び相馬沢を詰め上げた。
裏つづみ岩の時には、途中から右岸の尾根に取りついていくのだが、つづみ岩は二俣になる沢を右へ、右へと詰め上げていくと仙人窟にやがて登りあげるようになる。 ルーファイが難しい。 時間がたっぷりあり、天気は良く、このルーファイを楽しみながらの1日は最高だった。
途中1本沢を間違えたらしい。正面にP12の姿が現れたから。といってもどこの沢を行っても方向さえ見間違わなければ大丈夫。 尾根を一つ越え沢を詰めて行ったら正解。仙人屈が見えてきた。
仙人屈を裏側へ回り込み、P12を東側から攻め込む。 登山技術的には、本日の一番の核心部だったと思う。
スタート地点から約3.5時間でピークに立つことができた。時間にすれば短いかもしれないが、何と充実した登山か・・・。 ピークには何もなかったので、赤テープをこっそり巻いてきた。ここで公開するのだから、こっそりではなくなってしまうけれど。
素晴らしい眺望。 星穴岳には2個の風穴があるが、同時に2個見えるのは珍しい。P12でしか見ることのできない山々の表情にうっとりとした時間。 つづみ岩といわれているのは、ここで柏手を打つとポンポンと鼓の音で反響してくるから。何回も手を打って鼓の音を楽しんだ。P12のピークでの柏手が1番いい音だった。
まだまだ時間がたっぷりあるのでハサミ岩まで足を延ばし、そこでクライミングを楽しんだ。
下山は相馬沢を下る。 登りでは沢を一つ間違えたので現れなかったチョックストーンの涸滝を懸垂下降。やがて伏流から水が現れ、沢歩きを楽しむ間もなくゴール。
あ〜、楽しかった。次はどこにしよう。
相馬沢入渓。
渇水期なので水が少ない。ナメが続く。
妙義ならではの岩稜と紅葉。綺麗だ。
どんどん沢を詰める。遠くにP12の姿が・・・。
ハサミ岩が見えてきた。
そしていよいよ目指すつづみ岩(P12)の姿が。
仙人窟の風穴が見える。
登りあげ仙人窟
P12のピークに赤テープを巻いた。
星穴岳。むすび穴と射抜き穴がしっかり見える。
相馬岳北陵ルート上のP11
眼下にハサミ岩
丁須の頭(右)、赤岩(中)、烏帽子岩(左)
丁須の頭とその後に浅間山
2週間前に登頂した裏つづみ岩
つづみ岩からの下山は1か所ロープを使った。1枚岩があるのだ。
ハサミ岩の片方の刃
クライミングを楽しむ。こんなこともあろうかとクライミングシューズを持ってきた。
仙人窟に戻りここから相馬沢を下降する。
相馬沢下降地点
途中のチョックストーンは懸垂下降
妙義の岩稜はすごい。無名岩。
相馬沢入渓地点近くに見守っている石仏を発見。
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05:38, Monday, Nov 17, 2014 ¦ 固定リンク
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