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長野優法会
 長野優法会研修会があった。久々の出席である。というよりやっと出席することができた。

 長野優法会とは、長野税務署管内の優良法人が会員となっていて、その法人の関与税理士も長野優法会の行事に参加できるのだ。
 毎年この時季に開催される研修会では、長野税務署長にお越しいただいての講演だ。
 大口長野税務署長は、国税局調査査察部の実施部門からこの7月に長野税務署長になられた。査察調査から検察庁へ告訴するまでの部門で活躍されていた方だ。

 演題は「税務調査の現状について」と、大変興味深い内容の講演だった。

 税理士には「税理士の使命」があるが、「国税庁の使命」がある。
 『納税者の自発的な納税義務の履行を適正かつ円滑に実現する』とあり、その使命を達成するために定められた任務もある・・・ということを初めて知った。

 税務調査にかかる実長率は20年前と比べ法人は1/2、個人は2/3の低下している。これは申告件数の増加や業務量の大幅な増加、国際化・高度情報化の進展等による。
 税務調査において重点的に取り組んでいる事項は4点。
1 資産運用の多様化・l国際化を念頭に置いて調査を実施
2 十分な審査と調査等により、消費税の不正還付申告を防止
3 調査手続きの遵守
4 納税者の主張を正確に把握し、適正な課税処理を遂行
 
 税務調査で把握した1件当たり申告漏れ所得額は、関信局では申告所得税が159万円、法人税830万円だそうだ。

 平成25年の関信局査察調査においては、着手件数15件、処理件数16件、告発件数10件、判決件数13件、有罪判決13件、実刑判決1件となっている。業種としては
1 クラブ・バー
2 不動産業
3 建設業
4 情報関係
5 保険代理店業
 で、保険代理店業は消費税が関係しているという。

 大口税務署長の厳しい中に身を置きながらも相手の立場になって物事を考えるという人柄がにじみ出たいい講演だった。もっとお話をお聴きしたかった!が個人の感想。

 後半は、「アベノミクス・更なる改革の断行」を演題に、岡本直之氏が講演された。
 アベノミクスの第3の矢を中心とした話であった。

 この第3の矢には10の改革を掲げているが、6番目に女性の活躍推進がある。特にこのあたりを強調された・・・と私は受け止めた。
 中小企業にとって、悩ましい問題でもある神しれないが、少なくともこの優法会に所属する企業は積極的に取り入れてもらいたい・・・と私の胸の内のつぶやき。



 市村会長のあいさつ

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 大口署長の講演

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 話は佳境に入って・・・

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 岡本直之氏の講演

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05:43, Friday, Nov 21, 2014 ¦ 固定リンク

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