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 | 2015年 1月31日 
 | 18年前にエベレスト街道をトレッキングした。8歳の息子を連れて、エベレスト街道を歩き4000メートル近くまで何日かかけて歩いた。 
 途中息子は高山病にかかり、そこから下山か・・・と悩んだが、一晩ゆっくり休んだらケロケロ。
 同じパーティーのメンバーから1日遅れで目的地に到着したのだ。
 1日遅れの息子と私は、街道沿いの民家に泊めてもらった。食事も、現地の人たちが食するものを食べた。目的地の到着した時には、先についていたメンバーに拍手で迎えられた。
 心地よいヒマヤラ風に吹かれながら息子と二人、なんか特別なトレッキングを今でも思い出す。
 
 その時の一緒のパーティーだったMさんと再会したのだ。生存贈与のことで相談したいとある人の紹介で来所したのだ。
 お互いに18年の歳を重ねながら、それぞれの人生を歩いてきた。
 私は充実した年月だった。
 
 Mさんは写真が趣味で、たくさんの写真を撮っていたことを思い出す。
 当時とほとんど変わらない姿。
 
 ヒマラヤに行った時のこと、あのすばらしいエベレストに出会った時のことでしばし話が弾んだ。Mさんの表情は、生き生きとしていた。
 
 一緒に来所したMさんの息子は言う。
 「おやじはヒマラヤのことと週3日やっているテニスのことの話になるとスイッチが入るが、それ以外は物忘れが激しくなってしまった。」
 と・・・。
 
 その人にとって、忘れられない出来事はいくつかあるだろう。その忘れられない出来事を、偶然にも18年たって共有できることが私は嬉しかった。
 あの当時のことを思い出し、今のMさんに出会って、年を重ねることの深さを感じている。
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 06:29, Saturday, Jan 31, 2015 ¦ 固定リンク 
 
 
 
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