「ずく」出せ  
税理士のひとりごと  
 
 
2024年5月
      1 2 3 4
5 6
7
8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近の記事
裁決・判例で検証

研修会

有効求人倍率

事例に学ぶ最新の不祥事対応

クレンディスタンス網走大会

長野県議会環境産業観光委員会と ..

交通事故研修会その3

後見監督事務処分事件

単純承認

Tさんの玉ねぎ

過去ログ
2018年 7月
2018年 6月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2018年 1月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年 9月
2017年 8月
2017年 7月
2017年 6月
2017年 5月
2017年 4月
2017年 3月
2017年 2月
2017年 1月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年 9月
2016年 8月
2016年 7月
2016年 6月
2016年 5月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2016年 1月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年 9月
2015年 8月
2015年 7月
2015年 6月
2015年 5月
2015年 4月
2015年 3月
2015年 2月
2015年 1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2014年 7月
2014年 6月
2014年 5月
2014年 4月
2014年 3月
2014年 2月
2014年 1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 6月
2013年 5月
2013年 4月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年 9月
2012年 8月
2012年 7月
2012年 6月
2012年 5月
2012年 4月
2012年 3月
2012年 2月
2012年 1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 9月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 4月
2011年 3月
2011年 2月
2011年 1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年 9月
2010年 8月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 5月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年 9月
2009年 8月
2009年 7月
2009年 6月
2009年 5月
2009年 4月
2009年 3月
2009年 2月
2009年 1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年 9月
2008年 8月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 3月
2008年 2月
2008年 1月

Powered by Google

 

≪ The Cunning Little Vixen  ¦ トップページ ¦ チャレンジするということ ≫


氏の変更
 法律を紐解いていると実に面白い考え方に出会い、得した気分になることがあります。

 「氏」のことについて調べる必要があり、戸籍法と判例タイムズを読んでいたら「へ〜」なんていうことが分かりました。

 離婚に伴って婚姻前の氏に戻ることになりますが、離婚時の氏を使用したかったら3か月以内に手続きをして離婚時の氏を名乗ることができます。
 これは戸籍法77条の2による婚氏続称届の手続です。
 面白いのは、民法上の氏と呼称上の氏があり、「戸籍法77条の2は、離婚によって民法上の氏は婚姻前の氏に復し、呼称上、婚氏を称することが認められるだけであるとされている」ということです。

 たとえば、鈴木A男の母の鈴木B子が離婚した後も手続きによって婚氏の鈴木を称しても、子の鈴木A男と母の鈴木B子とは、呼称上の氏は同じでも民法上の氏は異なるのです。
 そのため、父と氏を同じくする子(鈴木A男)は、離婚後も鈴木を続称している母(鈴木B子)と戸籍を同じくするには、民法791条に基づく子の氏の変更手続きが必要となります。

 また戸籍法107条というのがあります。これは、「やむを得ない場合に限って、氏の変更を認める」という内容です。この「やむを得ない事由」については、積極説と消極説があり、解釈に面白いものがあります。

 一つ言えることは、離婚後の婚氏の使用が長期となり、婚姻前の氏の変更が社会的に混乱をきたすような場合には、氏の変更は難しいということでしょうか。

 夫婦別姓が認められれば、こうした問題も頭を悩まさなくて済むのかもしれません。
 
05:23, Tuesday, Sep 02, 2008 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ
 

Powered by CGI RESCUE