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 前夜に決めた思い立っての光岳(てかりだけ)登山は、きつかった・・・!
   光岳は、南アルプスに座する一番南の山で、2591.1mです。標高差約1711.1mを登ります。標準時間は往復13.5時間。ならば何とか日帰りできそうだと、今年登りたい山の候補になっていました。  登山口まで車で急いでも4時間はかかります。午前2時過ぎの出発は、かなり覚悟のいるものでした。
   易老渡(いろうど)が登山口。  駐車場は既に満杯で、かろうじて1台止められました。といっても25台ぐらいです。もしかしたらこの先の聖光小屋の駐車場に止めて、光岳を登っている人も居るかもしれません。
   6:25に出発。  まず、一つ目的の易老岳(2354m)を目指します。ここまでで標高差1484mありますから、かなりの急登が続きます。  3パーティーを追い越し、易老岳へは9:30に到着しました。ずっと樹林帯で、直射日光を浴びることがなかったのは助かりました。  易老岳で写真を撮ろうとしたら・・・な、なんと「メモリーカードがありません」表示。慌ててくると何か忘れてくるものです。となると、後はしっかりと時間の記録をして、登頂記念にすることにしました。
   この易老岳は、光岳と茶臼岳〜聖岳の分岐になっています。光岳小屋で1泊し、翌日易老岳から茶臼岳に向かう人も結構います。  易老岳の山頂は、シラビソの樹林に囲まれていました。眺望は無し。  さてここから光岳山頂まで2時間を予定しました。易老岳から一気に下ります。やがて三吉ガレが見え出すと、気持ちのいい平原になり、西方は見晴らしがよく心地よい風に救われました。    三吉平を過ぎるとゴーロの谷筋の登りに入ります。岩がごろごろしているからゴーロ。疲れきってしまって、途中何回か息を整えることもあり。  昨日光岳小屋の宿泊したという下山してきた登山者は、「この上においしい水があるから・・。もうすぐ、頑張って!」と声をかけてくれました。  易老岳までの登りのきつさに加えて、ゴーロの登りもきつい。けれど「おいしい水」に惹かれて、足取りがなんとなく軽くなった気がしました。    ゴーロが終わるとお花畑に出ました。思っていたより少ないけれど、花を楽しみながら少し行くと、静高平の標識があり、そこに水が輝くように勢いよく流れていました。  飲用のコップまで備えられていて、あ〜、天の恵み。  手も顔も洗い、のどを潤した豊富な水は、ビールよりも美味しいと感じ、感激でした。ここで11:00。順調に歩いてきました。予定では、後30分ぐらいで光岳小屋を経由して山頂に立ちます。
   山の水で甦った体は、足取り軽く山頂を目指しました。やがて植物保護のための木道が現れ、光岳小屋が見え出しました。  途中、イザルヶ岳の分岐を通り越すとまもなく山小屋。  小屋から光岳山頂まで15分の標識を確認し、いざ、山頂へ。この15分は、たかが15分、されど15分で、はやる気持ちがあってか長く感じました。
   12:02光岳山頂に到着。  誰も居ない。写真が取れないのが残念です。山頂は樹林の中で眺望なく、少し先の展望台まで行くことにしました。  展望台からは、西側だけが眺めることが出来ました。誰も居ないこといいことに、昨年登った池口岳を眺めながらオカリナ演奏。  その後、少し先に見える光石に足を伸ばしました。  光石には、先客が一人。そして岩の裂け目からは、ワスレナグサがたくさん咲いて、風に揺られていました。
   名古屋から来たという単独行の登山者は、毎年長野マラソンにエントリーしているとかで、登山のトレーニング始めたマラソンが、いつしか主になってしまったと話していました。楽しい出会いがあるものです。
   光石からは池口岳が更に近くに見え、池口岳から名のごとく光って見えた光石に今居る自分に、なぜか愛おしさを感じてしまいました。ワスレナグサの優しさもあったからでしょうか・・。  いつか池口岳からこの光岳まで歩いてみたい思いに駆られながら、しばしオカリナを楽しみ、後から来た登山者に場所を譲り、下山に取り掛かりました。    途中イザルヶ岳を往復。北に聖岳の雄姿が美しく、次の機会にチャレンジしてこいと、呼ばれた気がします。  下山時間を4時間と見積もっていましたので、1時過ぎにはイザルヶ岳山頂から離れなければなりません。ここでも一人の時間を楽しみ、登山者が一人やってくるのを機会に聖岳に挨拶をしその場を去りました。  残念だったのは、先週登った笊ヶ岳が見えなかったことです。
   南アルプスの山々は深いなあ〜と思いながら、登山口に戻ったのは16:31でした。  実に充実した、そして長い1日でした。しかし筋肉痛が一切出ないことは素晴らしいと思いませんか。  歩行数は、46,794歩を数えました。 |   
15:15, Sunday, Jul 25, 2010 ¦ 固定リンク
  
 
 
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