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 | 木挽山は、山やでも知っている人は少ないだろう。ましてや木挽山に登った人は本当に希だともう。 木挽山は登山道のない山である。
 
 私が木挽山に登ろうと思ったキッカケは、南川金一さんの「山頂渉猟」を読んだことだ。勝手に南川教の信者になってしまった私は、南川さんの後を追うように山歩きをしている。
 そうした輩は全国に散らばっている。
 
 木挽山の山頂には、オブジェがある。
 そのオブジェの写真が、「山頂渉猟」に載っていたのだ。ぜひオブジェに会いたくて・・・という思いを何年もため込んできた。
 登山道がないから、やはり残雪期の時がいい。3日は要する。ならばこの連休と狙いを定めた。
 
 平ノ小屋のテントから抜け出し、ヌクイ谷を遡る。適当なところで渡渉。ここも靴を脱いだ。
 そして登りやすそうな斜面に取りついた。雪は安定しているから安心だ。ピッケルとアイゼンが気持ちよく効き、順調に高度を稼ぐ。
 稜線に出てからは、二つの大きなピークを越え、12時に山頂に到着した。
 
 平らな雪原となっている。そしてオブジェが待っていてくれた。
 不思議なことに、花崗岩のオブジェの周りだけ雪がなく、ミニ庭園になっていた。そこに三角点も設置されていた。雪に埋もれているかもしてない、と思っていただけに感動、感動。
 やっと会えた木挽山の山頂に存するオブジェ。
 しかしなぜここだけ雪がないんだろう。花崗岩の砂礫が広がっている。
 
 渡渉の時点で振り出していた雨がいつしか雪に変わっていた。
 奥木挽山まで行きたかったが、それは断念した。慎重に登ってきたルートを引き返す。テントに戻ったのは4時ごろ。10時間の行程だった。
 
 
 
 
 1801メートル地点で木挽山の全容が見えた。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 あの稜線が山頂かと期待する。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 待っていてくれたオブジェ
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 三角点
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 雪になったため、眺望ははっきりしなかったのは残念だった。
 
 
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 05:29, Wednesday, May 07, 2014 ¦ 固定リンク
 
 
 
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