烏帽子岳~殿城山

 ハードな山の後は少しおとなしく安心して登れる山にしようと、最初は殿城山に登るつもりで出かけた。しかしそれでは物足りない・・・と思って、烏帽子岳から殿城山を回ることにした。

 距離は約13㌔と長いが、一般ルートだから何ら気を遣うことはない。駐車場所を8:30にスタートした。

2025年5月11日 ルート図

上田市の市民の森公園からスタート。登山道に入ると気持ちのいい道が続いていた。緑がずいぶん濃くなった。

30分ぐらい登ったところで、帰りにルートどりする殿城山が現れた。

東太郎山と太郎山とも確認。右手前が殿城山。

山も花の季節になった。ハルリンドウがあちらこちらに咲いている。

チゴユリは群生していた。

 スタートしてから約1時間。見晴しのいい場所に来た。

八ヶ岳連峰が大きく見えた。

富士山もうっすらと確認。

やがて見えたのは達磨尾根。登った時のことを思い出す。ルートがなく結構岩もあって楽しめた。

ズミも咲きだした。

シロバナエンレイソウ

タチツボスミレ

なでしこ科の花だけど、花の名前を調べてもわからなかった。

 今は廃道になっている角間渓谷への分岐に来た。以前に角間渓谷に下った時のルートは面白かった。昨年の5月の連休中だ。

その分岐に立っての眺望も素晴らしい。

角間渓谷へ続く廃道との分岐から烏帽子岳山頂までは0.2㌔。もうひと頑張りだわ。ガンガン登って行ったら烏帽子岩が見えてきた。

烏帽子岩

ガレ場にさしかかったら、烏帽子岩の全貌が。

烏帽子岳山頂。以外にも山頂には2パーティだけだった。

山頂からの眺望。四阿山と横手山。

北アルプス。蓮華岳は雲の中から顔を出している。

槍ヶ岳と穂高連峰も確認。

八ヶ岳連峰

殿城山を経由するからゆっくりしていられない。すぐに下山に取り掛かる。来たルートをピストンするのだが、このような岩稜地帯を抜けるのが、これまた楽しいんだわ。

 来たルートを殿城山分岐までひたすら歩いた。殿城山との分岐を進んでいく。まあいい道か。

ウグイスカズラが咲いていた。

 烏帽子岳山頂から殿城山まで長く感じた。疲れが出てきたか?

殿城山山頂についてほっとした。しっかりした標識がかけられているので、ここから先も道は大丈夫だろう。

 と思いきや、あまり道が整備されていなかった。しかし迷うことはない。ガンガン下ったら林道に出た。ここからどっち方面に進むのか迷う。

 林道に出たところで説明版があり、よく見たらしばらく林道を歩くらしい。指示通りに林道を下った途中から沢を越えるようになっていた。飛び石で簡単に渡れた。

するとそこにはサクラソウが群生していた。

荒れ気味の道を踏み跡に従って進んでいく。

ヒトリシズカ

バイカウツギの花も咲き始め。

ムラサキケマン

ウワバミソウ

 約8時間の山行で、花が楽しめる季節になったんだという満足感に浸る1日だった。