黒沢

 妙高山と火打山の間にある黒沢湿原から流れ出ている黒沢。乙見湖に流れこみ関川となる。この黒沢は、2014年に笹ヶ峰から黒沢橋までの間の遡行をしている。翌年2015年には、黒沢橋から黒沢湿原までの遡行を楽しんだ。

 天気が安定しなく、前日に再び黒沢遡行を決めた。今回も黒沢橋から黒沢湿原までで、シャワークライミングが楽しめるといい・・・という思いで出発。
 笹ヶ峰を7:20に出発したが、すでに200人を超える登山者が入山したとのことであった。皆さん火打山と妙高山であろう。
 入渓地点の黒沢橋で沢支度をしている間にも、何人もの登山者が歩いて行った。
 8:20に入渓。水が気持ちいい。ワクワクする。水量は多いほうだ。中盤から滝がいくつも現れ、シャワークライミングも楽しむ。ヒャー冷たい!果敢に水の中に突っ込むも、冷たさに負けて身を引いたり。ロープを使うことなく滝を登れるから気が楽だ。でも気を引き締めて!
 5年の間に渓相が変わってしまっていた。昨年の台風も影響しているだろう。大きく崩れているところもあった。滝は1か所だけ高巻いた。
 高巻きができない滝が一つある。水量が少なければ中央突破だろうが、水圧に負けてしまいそう。よ~く観察すると、一番左の水線に僅か突起のある木が立てかけられていた。この木を利用して滝を登り上げるのか・・!私にとって、ここが一番の核心だった。1センチにも満たない突起から足が外れたらお終い・・と思うと体が硬くなる。滝の落ち口に登り上げた時の安堵感。緊張でした。
 その後もいくつか滝を登り、やがて黒沢湿原に出た。ここで脱渓。
 秋の花のリンドウがたくさん咲いていた。

 

2020年9月12日 ルート図

 

黒沢橋から入渓。

 

すぐに滝が現れる。

 

滑の滝をゆっくりと。

 

大滝が出現。どこから登ろうか・・と思案中。

 

この滝は中央の水線を登った。

 

腰まで水につかって滝に取り付く。

 

この滝は右の細い水際を登った。中央突破したかったが、水圧に負けてしまってダメだった。

 

滝の落ち口から下を見る。結構な高度感。

 

振り返ると地蔵山が!登った時のことを思い出す。山頂にはお地蔵さんがいるんだよねえ~。

 

岩に張り付いている不思議な植物。

 

これも岩に張り付いている。

 

唯一高巻いた滝。悔しい。

 

黒沢ではいくつか見ることのできる穴。水に洗われて、岩がまあるく削られるのだ。

 

最後の滝は右を登った。シャワー。

 

まもなく脱渓。

 

脱渓した。黒沢湿原が広がる。

 

リンドウがたくさん咲いていた。

 

リンドウの花の中をのぞいたら・・・。

 

タムラソウも咲いていた。

島々谷川・北沢

 昨年8月に、島々谷川・南沢・ワサビ沢を遡行した際に気になっていた出シノ沢。今回はこの沢に挑戦する予定であった。予定とは・・・。
 車で島々谷を行けるところまで入って行った。一度来ているから様子はわかっているし、最終ゲートまで行ければと思った。ところが林道途中で土砂崩れがあり、車は通行できずにその手前に駐車して出発した。
 しばらくしてビックリ。大岩が道をふさいでいるのだ。はあ~?ガードレールも押しつぶされている。安全を確認しながら大岩を乗越す。次に出現したのは、道の完全崩落。わずかに残された踏み跡をゆっくりと渡る。
 やがて北沢と南沢に分かれる二俣に来た。出シノ沢は南沢であり、徳本峠に続く登山道を進んで行く。折口信夫の歌碑を通り過ぎやがて「行き橋」を渡る。1年前のことが少しずつ思い出される。そうそう「帰り橋」もあったなあ~と思いながら進んで行くと、なんと橋が半分落ちているではないか。大きく高巻くか川の中を進んで行くか・・・。目的とする出シノ沢はまだまだ遠い。このままだと遡行する時間が無くなってしまうだろう。
 ということで、急遽、二俣まで戻り北沢を遡行することにした。もうこれだけでアドベンチャー。しばらくは徳本峠越えはできないだろう。もしかしたらこのまま廃道になるかもしれない。島々谷川に流れこむいろんな沢をもっと楽しみたかったが残念である。
 気を取り直して北沢へ入渓した。
 北沢にもいくつか流れ込む沢があり、ワサビ沢と名のついているのがある。そのワサビ沢ものぞいてみたかった。
 北沢は途中で大滝沢と北沢本流に分かれ、北沢本流はさらに小滝沢と冷沢に分かれており、それぞれ鍋冠山~大滝山の稜線に突き上げている。長い距離でありぐるっと回るのなら2泊3日ぐらい要するだろう。今日はどこまで行けるか・・・!行けるところまで行ってピストンだ。
 水の冷たさが気持ちいい。
 足の付け根までの渡渉を数十回繰り返しながら、ガンガン進んだ。難しい滝はない。小滝は直登。シャワークライミングが気持ちいい。左岸から流れ込むワサビ沢に気が付かずに二俣まで来てしまった。ここから大滝沢と別れる。北沢のほうが水量も多くきれいだったので、北沢本流をさらに進んだ。
 何の情報もない沢を登って行くのは楽しい。魚影がたくさん確認できたのも、人が入っていない証拠。このまま稜線まで行きたかったが、日帰りは無理なので、時間を見て引き返すことにした。
 帰りにはしっかりとワサビ沢を確認した。なぜワサビ沢にこだわるのかというと、ワサビ沢を詰めると黒沢山に到達するからだ。黒沢山へは別ルートから挑戦しているが、時間切れで断念してる。思いは黒沢山へ!

 

2020年9月6日 ルート図

 

駐車場所からは、しばらく平和な道を歩いていく。

 

道が崩れ落ち、大きな穴が開いている。

 

次に現れたのは、カーブミラーまで押しつぶし道をふさいでいる巨岩。

 

オトコエシ

 

キオン

 

ノコンギク

 

二俣から徳本峠へ続く登山道を進んで行くと、完全に道が閉ざされていた。橋が朽ちており、大きく高巻くようになる。

 

気を取り直して二俣へ戻り、北沢へ入渓した。入渓地点。

 

水量もほどほどにあり楽しめる。

 

腰までつかって水の中を行く。

 

魚影が濃い。人が入らないのだろう。

 

気持ちよく滑り台?

 

数十回渡渉を繰り返して、あっという間に二俣まで来た。左が大滝沢、右が北沢本流。

 

北沢本流に入る。きれいだ。

 

水量が更に多くなってきた。

 

滝を直登。シャワークライミングだ。

 

タイムミリット。この先で引き返した。

 

左岸から流れ込むワサビ沢。これを詰めると黒沢山だ。いつか!

 

北沢の空。

 

ツリフネソウ

与田切川・大平沢 中小川

 気持ちよく沢を遡行できるシーズンは今だ!
 中央アルプスの沢は明るくて気持ちのいい沢が多く、私は好きだ。天気予報から今回は与田切川の支流大平沢と中小川を遡行することにした。中小川は越百山に突き上げていて、かつては中小川沿いに登山道がついていたが今は廃道となっている。
 2週間ほど前にオンボロ沢を遡行した際に見つけたテン場は、中小川のそばにあり釣り師の人たちも使うらしい。そこをBCとして初日は与田切川・大平沢を、2日目は中小川の遡行を目論んだ。

 

2020年8月28日~29日 ルート図

 

 初日
 BCとするところでテントを設営して沢支度。与田切川へと向かう。与田切川本流は、念丈岳と奥念丈岳の鞍部に突き上げている。奥念丈岳からの下山コースに使うといいかも。
 与田切川は釣り師が入渓していることも多く、この日は3人の姿が見えた。
 まずまずの水量の与田切川を遡行していく。きれいな淵があったりして楽しく進める。やがて二俣に来た。左俣は与田切川本流で右俣は大平沢と変わりノウナシ岩に突き上げている。
 実は、このノウナシ岩を見てみたかった。
 大平沢へgo!大平沢に入った途端ガレ沢に変わった。たぶん伏流水なんだろう・・・と思って、岩の上をひょいひょい登って行くと再び水が現れた。小滝も楽しく登れる。
 ところが天候が変わってきた。空が暗い雲に覆われ始め、ポツポツ来たのだ。ここまでか。ノウナシ岩はガスの中で見えない。残念だが引き返すことにした。
 二俣から与田切川を経由してテン場に戻る。そうしたらまた太陽がギラギラと照りだした。時間は午後3時。薪を集め少し早い宴会がスタート。
 やがて暗くなった夜空は満天の星であった。

 

与田切川には、このようなきれいな淵がたくさんある。

 

与田切川をガンガン進む。

 

小滝も楽しく登れる。

 

やがて二俣。右俣の大平沢へ入る。大平沢はガレていた。伏流水になっている。

 

ず~とガレ沢かと思っていた。地図には水線が描かれているが・・。

 

やがて水が出現。楽しくなってくる。

 

水際を登る。

 

アキノタムラソウ

 

この滝を登っておしまい。

 

トリカブト

 

テン場の午後3時の空。

 

長い時間火を囲んで。

 

 2日目
 中小川を遡行しながら越百山まで行けるといい。廃道になっている登山道だ。
 薄暗いうちから歩きだす。いきなり背丈以上の笹藪の中に突入。かすかに残っている踏み跡をたどりながらガンガン進む。中小川の中を進んだりもして行くと、一つ目の滝が出てきた。高巻く。
 廃道となった分かりづらい登山道を利用していくと現れました!乙女の滝。右岸から中小川に落ち込んでいる。水量が多くなく、なんとなく優しげだから乙女の滝というのかな。この滝を中段のテラスまで下降し、トラバースするのだ。フリクションが効いて簡単だった。
 次に出てきたのは相生の滝。この滝は連瀑になっていて、全体を見ることができないほど。近寄ることはできない。水量も多く豪快である。相生の滝もかなり高いところを高巻いて中小川に出た。壊れかけた梯子や朽ちかけたロープが残されている。このロープが切れたらこれ以上進むことは困難だろうと思わせる斜面をトラバースしたところで終了とした。飛竜の滝の手前である。なんとなく不完全燃焼の日であった。

 

いきなり笹藪の中に突入。

 

中小川支流に出る。

 

最初に出現した滝。高巻く。

 

乙女の滝。中段をトラバースして左岸から右岸へ移動。

 

相生の滝

 

相生の滝になるべく近くまで行ってみる。

 

連瀑になっていて、この位置からさらに何段も落ちている。

 

素晴らしい岩

 

アキノキリンソウ

烏川・二ノ沢

 ちょこっと烏川・二ノ沢遡行。この二ノ沢は前常念岳に突き上げている。
 この沢下部は癒し系の沢でした。(遡行日2020年8月23日)

 

ゆるゆるが続く。

 

逆くの字滝。

 

5m滝も楽しい。水線の右を登った。

 

癒し系。

中房川・曲沢

 中房川・曲沢をちょこっと遡行。(遡行日2020年8月23日)

ダイモンジソウがたくさん咲いていた。いつの間にかその季節。

 

20m大滝

 

山アジサイ

風越山~天狗山~独標~蕎麦粒岳

 ちょうど1年前に、滑川の二ノ沢を遡行して独標(点名・天狗滝)に立っている。その時に、目の前にそびえている蕎麦粒岳に行こうとしたが、あまりにも深くキレ落ちているので自信がなく引き返してしまった。心残りであった。
 そのことを南川金一氏に話したら、独標から約30分ぐらいで鞍部に降りられ、割と簡単に蕎麦粒岳に行ける・・・ということをお聞きした。南川金一氏は、著書「山頂渉猟」に独標と蕎麦粒岳に登った記録をしたためている。再度読み返し、いつかはと思っていたところ、2泊3日で入山予定であったサンナビキの天気が悪く急遽中央アルプスに変更した。
 蕎麦粒岳のリベンジなるか?今回のコースは、風越山~天狗山~独標を経由して蕎麦粒岳だ。

 1日目
 初日の夜は、滑川流域にテントを張る。翌朝早くに風越山登山口をスタート。風越山も約2年前に滑川から登っている。今回は一般道を利用。天狗山まで水と食料を担ぎ上げ、翌日独標から蕎麦粒岳をピストンする予定だ。
 風越山は通過。約10分で着く中央アルプス展望台からは、三ノ沢岳から麦草岳まできれいに見えた。
 さあここからは未踏。どうなることやら。
 荷物が重い。道は尾根上を行く。結構踏まれていて迷うことはないが、1880mのピークから1784mまで急降下し、そこから2118mの天狗山山頂までの急登は、荷物が肩に食い込みヒイヒイだった。
 スタートから7時間、目的の天狗山山頂着。
 眺望はないが、素晴らしいテン場が見つかった。苔の絨毯の上にテントを張る。火を囲みながら翌日本命の作戦を練る。担ぎ上げたビールがおいしい。ゆっくりと過ぎていく時間は至福の時だ。夕焼けがきれいだった。

 2日目
 朝5:45スタート。荷物を軽くし、独標目指してガンガン登って行く。偽ピークを2つ越して思い出の独標に到着した。素晴らしい天気に恵まれ360度のパノラマ。中央アルプスの山並みが素晴らしい。南には糸瀬山が座している。かつて自分が昇った山々を確認できるのも嬉しい。そして目の前には、前回断念した蕎麦粒岳が待っていてくれた。
 これから行くからね!第1峰から第4峰まである。南川氏はすべて登っている。行くしかない!
 独標山頂から藪に突入。なるべく藪の薄いところを探しながら、30分ぐらいで鞍部に到着した。
 鞍部についてしまえば半分は終わったもの?やや薄くなった藪を分けながら、蕎麦粒岳第1峰に立った。岩稜の上である。ここから見る独標も素晴らしい。いつもの儀式をして第2峰~第4峰まで登って行った。
 第4峰には、遠くからでも目立つ岩がある。妙義山の長須ノ頭を思わせる岩だ。その岩に登ることも目的の一つ。フリクションが聞いて簡単に立つことができた!
 第4峰の最南端まで行き、素晴らしい自然の造形にうっとり。ここでしか見ることのできない山の表情を確認し、独標目指して引き返すことにした。
 独標から蕎麦粒岳のピストンは約2時間だった。夢のような時間。現実に戻り、一気に天狗山目指して駆け下りた。11時少し前に到着。
 テントを撤収しもう来ることがないだろう山道をゆっくりと下山した。
 おしまい。

 

2020年8月14日~15日 ルート図

 

朝のスタート。まだ月が出ている。

 

風越山登山道にはホトトギスがたくさん咲いていた。

 

Aコースを選択。結構急登なところもある。

 

朝日が昇ってきた。

 

オカトラノオ

 

御嶽山

 

乗鞍岳

 

目指す独標と蕎麦粒岳が!

 

目の前には糸瀬山と点名・善棚。糸瀬山山頂からの藪漕ぎは大変だったことが思い出される。

 

ギボウシ

 

風越山は通過点

 

中央アルプス展望台からの眺め。

 

一つ一つ山の確認。

 

宝剣沢がすごい!目標の一つだ。

 

三ノ沢岳が大きい。

センジュガンピ

 

このような藪も漕いでいく。

 

キンレイカ

 

天狗山が近づいてきた。

 

ミネウスユキソウ

 

天狗山の南斜面はガレている。

 

天狗山に到着。いつもの儀式。

 

火を囲んで夜が更けていく。

 

15日の朝、まずは正面に見える2230mピークを目指し出発。

 

このような登りが続く。

 

独標前衛峰と蕎麦粒岳。独標山頂は前衛峰の後ろで見えない。

 

独標が見えてきた。ピークの右。

 

振り返れば御嶽山が素晴らしい。

 

糸瀬山と手前のピークは点名・善棚。

 

独標ピークが。

 

振り返って天狗山。あそこから登ってきたのだ。

 

もうすぐ独標に立つ。独標直下。

 

独標に到着。去年来た時につけた印。

 

独標から御嶽山。

 

独標から三ノ沢岳が大きい。中三ノ沢はいつか・・・!

 

ず~と稜線をつなげてある。昨年の田切岳を思い出す。

熊沢岳が大きいんだわ。

 

蕎麦粒岳。第4峰(一番右)の長須ノ頭のような岩にも登るのだ。行けるか?行くしかない!

 

独標のこのあたりから蕎麦粒岳の第1峰への鞍部目指して下降する。

 

蕎麦粒岳第1峰に立った。向こうに見えるのは第2峰。

 

いつもの儀式を行う。

 

第1峰から独標。独標の右奥は麦草岳。

 

第1峰からの山並。

 

第2峰目指していこう。

 

順調に第3峰を目指す。

 

第3峰への登り。非常に楽しいんだわ。

 

第3峰ピーク。立つとすごい高度感あり。

 

独標と第1峰

 

第4峰を目指して進む。

 

第4峰でいつもの儀式。

 

第4峰は南に落ちている。その先まで行く。

 

糸瀬山と続く稜線。目前ピーク(2200m)の向こう側にキニバ岩(2120m)がある。キニバ岩は未踏。いつか・・・。

 

長須ノ頭のような岩。

 

岩の上に登り上げました。

 

長須ノ頭のような岩がよく分かる。

 

第4峰の最南端に立った。

 

天狗山。今日はあそこから登ってきた。

 

蕎麦粒岳第4峰からの眺望。

与田切川・オンボロ沢

 当初中房川・曲沢が今シーズン初の沢になる予定であった。しかし天気予報が外れ、向かう途中雨が降り出したので、急遽目的を変更。昨年に田切岳に登った時にびっくりしたオンボロ沢の偵察をしようということになった。
 地図はないので行けるところまで。黒覆山に登った時には与田切川を渡渉しているので、その時の記憶を頼りに前回と同じ駐車場所へ急いだ。
 駐車場所から林道を利用してシオジ平自然園までいく。そのつり橋からは、与田切岳のきれいな流れが緑に映えていた。奥には大きな滝が。この自然園から与田切川・オンボロ沢へ入渓した。
 入渓時点から名の通りオンボロ。すごく荒れていて、大岩が川の両岸を埋め尽くしている。林野庁で施工した堰堤がいくつもあるが、この堰堤を乗り越えていくのが核心だ。このオンボロ沢を詰めていくと田切岳の百閒薙に出るのだ。 
 行きたいが時間的に無理。途中で引き返し、今度は与田切川・中小川を遡行することにした。この中小川は越百岳に通じるのだ。これも途中まで偵察。中小川の素行は結構楽しめたが、ここも奥まで堰堤が入っていて、ちょっと残念だった。

 

2020年8月9日 ルート図

 

タマアジサイ

 

シオジ7平自然園のつり橋からの与田切川。

 

オンボロ沢入渓地点

 

オンボロ沢は大岩で両岸が狭まっている。

 

ヒヨドリソウ

 

黒覆山が見えた。

 

今にも落ちそうな巨岩の下を通り抜けなくてはならない。恐ろし!

 

高巻きはこの巨岩を登る。

 

仙涯嶺へと続く稜線。ここで引き返す。

 

シオジダライ自然園に戻り、ぐるっと。剣吊滝。

 

ヤマアジサイ

 

きれいなカラスアゲハ

 

与田切川も場所によっては穏やかな流れのところもある。魚影が見えた。

大岩山

 大岩山と名の付く山は結構ある。苗場山の南に座する大岩山を知ったのは、南川金一氏の著書「続・山頂渉猟」である。 
 この本の大岩山を読んで、非常に登ってみたくなった。理由は、その周辺の鳥甲山や苗場山、佐武流山に登ってしまっていたが、大岩山を取りこぼしていたからだ。そして地図で確認しても、案外楽に山頂に立てるのではないかと思ったからだ。
 実は今回の大岩山は2度目の挑戦となる。1度目は1852m地点で時間切れとなり、泣く泣く引き返している。
 リベンジなるか?
 前日(8月1日)に登り口近くまで行ってテント泊。翌朝5時のスタートを目指した。
 
 1日午後に梅雨明けがあったらしく、気持ちのいいテン場が見つかり、青空の下に設営。今シーズン初のテント泊につきものの焚火も、栃川で拾ってきた流木を乾かしながらゆっくりと燃え上がり、気分は最高!夜空にきらめく星が、翌日の天気を保証してくれた。
 
 前回と同じ地点からスタート。1度登っているから気が楽だ。途中前回にも見つけた大きなサルノコシカケがそのまま木にくっついており、何か笑える。サルノコシカケの向こうには、苗場山がよく見えた。
 ところどころ獣道があるが、だんだん笹が深くなり、2メートル以上に笹薮を漕いで前回の到達地点に達した。
 さあこれからだ。地図上はあまりアップダウンが見えないが、距離が結構ある。行けるか?行くしかない!
 大岩山は残雪期なら割と簡単に登れるだろう。あえてこの時季に登ろうとした自分自身は自己満足の塊。この時季の大岩山は、難攻不落といってもいいだろう。しかしここまで来たからには諦めたくない。スタートから6.5時間でやっと山頂に立てた。も~うヨレヨレ。あるはずの三角点はいくら探しても分からなかった。
 いつもの儀式を済ませビールタイム。ビールのおいしいこと。一息ついてリベンジなった感慨がどっと押し寄せてきた。 
 よかった、よかった!

 

2020年8月2日 ルート図

 

テン場の周りにはお花が一杯咲いていた。オカトラノオ。

 

カノコソウ

 

赤とんぼがたくさん

 

イチモンジチョウかサカハチチョウ

 

梅雨明け直後の鳥甲山

 

キアゲハもやってきた。

 

タテハチョウ

 

夕暮れの鳥甲山

 

栃川で拾ってきた流木で焚火

 

朝の鳥甲山

 

こうした藪の中を進んで行く。

 

ホソツツジ

 

この藪も前回歩いているところ。まだまだ続くのだ。

 

岩菅山へと続く烏帽子岳が見えた。

 

キンレイカ

 

今回も見つけたサルノコシカケ

 

ギンリョウソウ

 

6.5時間かかって山頂に到着。三角点は見つからなかった。

 

いつもの儀式

 

月夜立岩。北側から見るとこうなってるんだ。

 

中央切れている左が大岩山。

霧見岳~前岳~砂鉢山~新倉山

 長野市内の山で取りこぼしていた総称荒倉山。梅雨の晴れ間に登ってみようと・・・。地図上にあるルートをたどるだけでは面白くない。ならば霧見岳~前岳~砂鉢山~新倉山コースを歩かなくては。砂鉢山~新倉山は登山道がない。新倉山からの下山ルートは、坪根地区に降りることにした。
 荒倉山キャンプ場を抜ける林道の通行止め看板の前に車を止めてスタート。
 紅葉の岩屋を経由して霧見岳。直下に鎖があったが使用することなく簡単に山頂へ。三角点を確認して先に進む。旺文社の地図には載っていないが、前岳が北峰の先にあるので寄ってみた。そこからは一夜山と雲のかかった戸隠連峰が見えた。
 前岳から砂鉢山はすぐだった。砂鉢山は荒倉山系での最高峰。といっても1431.6mだ。スタートしてから約2.5時間だった。
 ここから先が今日の目的。鬼無里方面へのルートをたどり、途中から新倉山の標識が出ているところの尾根をまずは下り始めた。ふ~ん標識があるなんて・・・。いくつかの小ピークを越え、簡単に新倉山に到着した。ちょっと拍子抜け。
 いつもの儀式をした後に、北ルートを少し戻り、採石場を目指し急な尾根を下った。これが一番の核心部だった気がする。
 梅雨の晴れ間の楽しい1日だった。歩いた距離は10.5キロでした。(軽い!)

 

2020年7月19日 ルート図

 

林道を少し歩いて、この標識のところを入る。

 

山アジサイが。

 

鬼女紅葉の岩屋

 

前庭で広いが浅い。

 

紅葉の岩屋のねぐら。奥が深く広くなっている。

 

トリアシショウマ

 

カラマツソウ

 

オオバギボウシ

 

霧見岳

 

霧見岳の三角点

 

前岳からの眺望。左に一夜山、右は戸隠の西岳方面。雲の中。

 

ツルアシドリ

 

キンレイカ

 

砂鉢山

 

三角点

 

砂鉢山山頂は広い。

 

砂鉢山山頂直下に咲いていたクガイソウ

ウチョウラン

 

途中こんなに高い岩があった。クライミングシューズがあったら登ってたかも!

 

コイチヨウラン

 

新倉山の三角点

 

いつもの儀式

 

下山して見上げた夏雲

鉢盛山~小鉢盛山

 鉢盛山は松本市(旧波田町)と朝日村がそれぞれ林道をつけ、避難小屋まで設置してある地元民に親しまれて(?)いる山だ。林道に侵入するにはカギが必要で、松本からの黒川林道のカギは、波田町のセブンイレブンで借りるようになる。さらには駐車場所からの長い林道歩きがあるし、登山道もしっかりしている山だから自分の中では少し距離を置いていた。
 しかし小鉢盛山まで行くとなると話は違う。登山道はなく残雪期には野麦峠スキー場から登る方法はあるが、あえてこの時季に藪を漕いで小鉢盛山のピークに立つのなら自己満足度120%。ということで黒川林道を利用して鉢盛山から小鉢盛山までのピストンを行った。

 6:42スタート。鉢盛山の山頂までは約3.5時間でまあまあのタイム。途中たくさんの花に出会って嬉しかった。
 鉢盛山の反射板広場からの眺望はガスっていて、これから向かう小鉢盛山の姿だけが確認できた。ここから片道3時間は要するだろう。急がなくては。天気予報は夕方から雨だし・・・。

 ここからが本番だ!
 笹藪の中へ突入。鉢盛山2446.6mから約250mも下らなくてはならない。それがすごく長く感じた。地図で見ても長い距離だ。帰りが大変だろう。
 約1時間かかって最低鞍部へ到着した。ここから登り返していくが、ピークを2つ越えて小鉢盛山の山頂になる。出だしは薄かった笹藪もだんだん深くなってきて進むのが苦労だ。
 しかし行くしかない!
 鞍部から2時間。小鉢盛山のピークに立つことができた。三角点にタッチ。時間は13:30だ。ここから鉢盛山まで3時間はかかるだろう。そこから大急ぎで下山しても2.5時間は要する。
 急がなくては。といっても祝杯のビールだけは忘れなかった。
 5時までには鉢盛山に戻りたい。雨も5時以降に来る予報だ。いつもの儀式を終え、来たルートを外さないように鉢盛山を目指した。
 最低鞍部2200mからの登り返しがつらい。「なぜこんなにつらいことをやってるんだろう。」と初めて頭を横切った。手も足も疲れてくる。笹藪の勢いに押し返されてしまうのだ。
 鉢盛山に戻った時はホッとした。5時少し過ぎている。暗くなる前に駐車場所まで戻りたい。途中休むことなくどんどん下った。最後の林道の長いこと・・・。ヘッデンなしでマイカーに到着したのは夜の8時少し前だった。実に13.5時間の山行。くたびれた。
 「こんなにつらいこと」が楽しいんだよね。

 

2020年6月21日 ルート図

 

ワサビ沢。早く沢登りに行きたい!

 

ベニバナイチヤクソウ。ここではまだ春だ。

 

林道の途中で、槍ヶ岳と穂高が見えた。

 

タツナミソウ

 

ノビネチドリ

 

ノビネチドリ

 

マイヅルソウ

 

ユキザサ

 

ツマトリソウ

 

モミジイチゴ

 

波田町避難小屋。立派だ。中もきれいだった。旧波田町の意気込みが感じられる。

 

ゴゼンタチバナ

 

イチヨウラン

 

朝日村からの登山道と合流する2169.4m地点からの眺望。昨年3月に登った烏帽子岳鍋冠山からたきの峰

 

オンダシ峰はいつか登りたい。

 

ズダヤクシュがたくさん咲いていた。

 

ミツバオオレン

 

権現の庭。ここまでくれば山頂はすぐ。

 

鉢盛山荘

 

ヒメイチゲ

 

鉢盛山山頂。ここまではあっけなかった。

 

2446.6m三角点

 

本日の目的の南西に見える小鉢盛山。遠いなあ~。

 

鉢盛山からは登山道がなく笹藪に突入。

 

だんだん笹が濃くなって両腕も足も疲れる。時間との競争も。

 

鉢盛山から小鉢盛山まで約3時間かかって到着。三角点にタッチ!

 

いつもの儀式を。

 

小鉢盛山は一面の笹。この深い笹藪を引き返す。

 

鉢盛山がちょっと見えた。あそこまでまた3時間強。