レイネ(レイネブリンゲン~666ピーク)

 2025年6月3日

 レイネの朝は雨だった。そこに加えて強風。今日の予定はどうなるんだろう・・・と不安に駆られながら天気予報を確認したら、午後から晴れるらしい。

 ならば今日のトレッキングは昼ごろからスタートしよう。何回も空を見上げて天気の回復を願った。やがて虹がかかり天気は回復傾向。

 じゃあ先にホルン山を見に行ってから、レイネに来た一番の目的のレイネブリンゲンに登ろうと10時ころロンブーを出発した。

左のピークがレイネブリンゲン

ホルン山。通称らしくナハレン山というとのこと。インフォメーションセンターで教えてもらった。

左のピークがオールステンダン、右の山並みがリーランステンダン。

レイネブリンゲンの登山口までやってきた。このルートは山頂近くまで石段が設置されている。登りきったところからのレイネは絶景で、多くの観光客が登るらしい。

いきなり石段からスタート。スタート地点のわきには小さい滝があった。

この花がたくさん咲いていた。

目指すはあのピーク。

途中滝が現れた。この水が入り口の滝に流れ込んでいる。

高度を上げるにつれ形がすこしずつ変わってきた。

 約40分で山頂に続く鞍部に出た。

 眼下に素晴らしい眺望が広がっている。中央がオールステンダン。その右にリーランステンダン。中央の左がハルベステンデーというフィヨルド。手前の島はオレニルソイ、更に右下の島がレイネ。宿泊しているロルブーが見える。

正面にリーランステンダン。一番手前がレイネ。海の色もなんて美しい。

 鞍部から右に登っていくと448mのピーク。多分以前は448mがレイネブリンゲンの山頂だったのではないかと思う。一度崩れて登山道を整備したときに、山頂を動かしたのでは?鞍部から左の稜線を登っていくと山頂。

ここは人が多かった。

レイネブリンゲンに登って出合うことができる湖。「清らかな湖」という意味のライネヴァトネット湖。

 この山頂からよく見ると666mピークまでふみ跡ができている。今日は誰も行っていないようでちょっと迷ったがせっかくここまで来たのだからと、先に進んでみることにした。

そうしたらライチョウに出合った。

あそこに見えるピークが666mピーク。よ~く見るとふみ跡が続いている。じゃあ行かなくちゃ!

高度を上げるにつれフィヨルドのハルベステンデーがよく見えだした。

一番右のピークの右に見えるのがホルン山。ここからは小さいんだわ。

南方面の山々。666mピークに向う途中で見えてくる山々だ。

目指せ666mピーク。途中ケルンが積んであった。私も一つずつ載せてきた。

 666mピークに到着した。頂上直下がいやらしかったが強引に登り上げた。山頂にケルン。記念だからこの上に一つ。

666mピークにケルン。

ここまで歩いてきた稜線を振り返る。右のピークが、現在立入禁止になっている448mピーク。その左ピークが現在の山頂になっている。あそこからここまで登ってきた。

 割と簡単にここまで登ることができたので、希望だった眺望をゆっくりと楽しんだ。誰もいないし。

 今までの人生を振り返りながら、これから自分自身の更に納得いく人生に切り替えていくきっかけになればいい・・・。静かに一人の時間は過ぎていった。

下山してレイネに戻る途中の風景も最高だった。

そして間もなく1日が終わる。夕陽が沈んでいくが白夜である。

沈む夕日に照らされて。