戸隠33窟NO22(金窟・鷲窟・日中窟・東窟)

 戸隠33窟探しはまだ終わらない。それでも残すところ3窟となった。岩壁の高所にある大隈窟と小隈窟は登れないので未登の数には入れていない。

 残りの3窟は、知恵窟・中窟・仙人窟である。知恵窟は3回探してみたがまだ出合っていない。仙人窟は五色窟へ行く際に探したが分からなかった。もう一つの中窟。これは五色窟と東窟の中ほどにあり、五色窟からはいくことができなかった。

 今回は、東窟から中窟へ行ってみようと思った。東窟は今回で2回目。とても分かりやすく、尾根を外さずに登って行けば必ず到達する窟だ。その窟を西側に回り込んだところには、金窟・鷲窟・日中窟がある。

2025年10月18日 ルート図

 1度歩いているところは様子が分かっているから気が楽だ。秋が順調に進んで紅葉の中を登って行く。葉が落ちかけているので見通しもよい。

見覚えのあるアーチが出てきた。

アーチから向こう側を除くと素晴らしい景色が。

このアーチの手前を左方向に登っていく。快適にガンガン登り上げ、目的の窟群に到着した。

窟群から東の岩壁。前回来た時には、岩壁に鷲の顔のようなところに鳥が巣を作っていたのを思い出す。

西側には象窟のある岩稜と蟻の戸渡がよく見えた。

金窟

鷲窟

日中窟

 日中窟から上に登り上げ、尾根を忠実に登って行った。岩壁に突き当り、岩壁に沿って西に向かって移動していく。前回もここまでは来ていたが、中窟のことを意識することなく引き返している。

 今回は中窟まで行くつもり・・・だったが、スラブの谷をトラバースしなければならない。一度谷底に降りてトラバース?ちょっと難しいかもしれない。西に見える尾根上の岩に窟があるはず。作戦を変えることにした。

 西に見える尾根は、奥社本殿の裏の沢から入り、途中尾根に取り付くルートになるか!今回はここでやめておくことにした。今日はまだ東窟にまだ行ってなかったので東窟経由で下山することにした。

 窟群の基部まで戻り、今度は東側に回り込んだ。無名窟が上下に2つあった。

無名窟

岩壁に沿って少し進むと東窟が現れた。正面の窟には「赤水」がある。直径1m位の窪みができていて、水が溜まっている。左の窟が東窟。

「赤水」といわれるもの。「善光寺名所図会」に描かれているらしい。湧き水?

北側にある窟が東窟。石祠があった。「昭和十六年 東京市 松下〇〇」と刻まれていた。

東窟。弘法大師の座像と屋根のない石祠が安置されている。石祠にも文字が刻まれていたがよく分からなかった。

東窟から東側の岩壁を再び。紅葉と岩が調和している。

下山中、蟻の戸渡がよく見えた。登山者が歩いているのが見えた。

塔ヶ岩もよく見える。塔ヶ岩にも窟がありその時の窟探しも楽しかった。

下山時にたくさんのなめこをゲットできた。今日の副産物です。

みどりヶ池は今日も穏やか。