戸隠古道(一の鳥居~小鳥ヶ池)

 女子会が再開して波に乗っている。先月は下北半島の仏ヶ浦に行った。今月は戸隠古道を歩くことにした。一の鳥居をスタート地点に中社までの予定。天気予報は上々だったのに、ちと薄曇り。メンバーの女子は晴女だから雨は大丈夫!とさわやかにスタートを切った。

2025年10月25日 ルート図

 いつもの散歩コースを、今日は女子3人で賑やかに歩いていく。戸隠展望苑で一休み。残念ことに戸隠山は雲の中で見えなかった。

そば畑はきれいに草刈りされていた。

 いつもはここから北上して戸隠小学校の学校林の中を抜けて大久保の茶屋までが散歩コース。今日はここから戸隠古道を火之御子社を目指して歩いていくのだ。

 戸隠展望苑 から戸隠古道に戻ったところに石の道標があった。これは戸隠表参道の中社と宝光社の分岐を示す道しるべだ。

 「右 ちゅうゐん(ちゅういん)」 「左 ほうくハうゐん (ほうこういん)」と刻んであるのだが、佛に関係のある文字が削り取られている。

往時、修験者に山札を渡した場所という説明版があった。

ゲンノショウコが咲いていた。

丁石が一の鳥居から設置されている。ここは四十五丁だ。こうした当時のままの丁石が残されているのも少なくなっている。新しい丁石が多い。

 宝光社は省略して火之御子社へ。御祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)で、天の岩屋に隠れた天照大神を誘い出すため岩戸の前で踊った神様。

火之御子社

火之御子社 の鳥居。

女子会の二人が石段を登っていく。

火之御子社 。さすがに人がいるわ。ここまで誰にも会わなかった。

 そろそろお昼の時間。中社まで来たので、大勢の人が歩いている。どこでお弁当を広げようかと思った時に、思いついたのがすぐ近くの足神さん。

 そこなら誰もいないだろう。静かなところにある足神さんは知る人ぞ知る神社。足神さんの前でのランチタイムは最高だった!

足神さん。足の健康を願う人に信仰されていて、息子もよくここに来ている。

 足神さんから小鳥ヶ池を目指す。途中に学問行者の霊舎がある。改めてここに来ることだできたのがすごく嬉しい。学問行者は戸隠33窟のうちの西窟で錫杖を読み、六根懺悔の行をなして、九頭龍神から33窟のことを告げられている。

 戸隠33窟を探し回っている自分にとっては学問行者の足跡を大切にしたい。

学問行者霊舎

 ここから小鳥ヶ池は近い。

小鳥ヶ池に対岸の紅葉が写っている。戸隠山が雲の中で残念。

小鳥池を一周して戸隠古道に戻ったところにあった石祠。「水」と刻まれていた。台座には「種池~~」という文字が読めた。

 今回の戸隠古道はここでお終い。仲良し3人組の珍戸隠古道歩きはとても楽しかった。次回の女子会をお楽しみに。