恐山

 下北半島の旅の最終日は恐山に。あまり行く気はなかったが、仲良し3人組のメンバーがせっかくだからという希望があり、午前中は恐山時間を過ごすことにした。行く気がなかったのは、ちょっと気味が悪いというイメージがあったからだ。

 しかし足を運んでみていいところだなあ~と納得してしまった。地獄と極楽が背中合わせにあり、両方の空間を体験して、なぜか気持ちが清々したのはなぜだろう。

 恐山の本尊は延命地蔵菩薩。地獄から天上までのあらゆる世界の人々の苦しみを救い、平安をもたらすとされているそうだ。

入り口に説明板があった。

来迎の像

総門

山門

本堂。本堂で亡くなられた方々の供養を行っている。

参道と地蔵殿。

地蔵殿。 地蔵殿において参拝の人たちの幸福を祈祷している。

地蔵山と奥の院につながる道。

奥の院の不動明王

霊場恐山全景

火山ガスの噴出がある岩肌一帯は地獄になぞらえている。

無間地獄

コメツツジ

大師堂

宇曽利湖の極楽浜。 宇曽利湖 を中心に八峰で囲まれ、その形尾が八葉の蓮華にたとえられているとのことだ。

千手観音。よくみると両肩に手が見える。

極楽浜を歩いてみた。信仰と祈りの場だそうだ。

 地獄と極楽を体感し納得感があった。『火山岩に覆われた地帯とカルデラ湖の風景は、独特の異界的雰囲気に満ち、9~10世紀ころには、主に天台密教系の修験者(民間の山岳修行者・山伏)が入山して、修行・布教活動を始めたと推定されています。』という解説を見つけ、修験者が入山したところだけに惹かれるものがあったのだろう。

 仲良し3人組の旅はこれでお終い。なんとその場で次の計画が立てられた。嬉しいことです。