なかなか秋晴れに恵まれない。今日の天気予報も14時ぐらいから雨マーク。昨夜も雨が降っていたので、笹薮は濡れているだろうから、今回も戸隠窟はダメ。
どこにしようかなあ~と考えて、少し前に行った狢郷路山を南から見てみようと芋井に出向いた。
2025年10月4日 ルート図

今日はゆっくり山歩きができるので、以前から行ってみたいと思っていた隠滝にまず行った。目的地の途中にある。
入り口には隠滝不動尊が祭られている。この不動尊の裏から達橋沢へ下って行く。達橋沢は、飯綱高原が水源地となっており、大谷地湿原から流れてきている沢だ。
隠滝不動尊

達橋沢に近づくにつれ滝の音がだんだん大きくなってきた。突然その滝は現れた。立派だ。もしかして滝を登れるかと思っていたのだが、とんでもない。大滝で、水量も多く、右の水流はスラブ、左はハングしている。
久しぶりに感動、圧倒される滝である。芋井地域にこんな大滝があったとは、正直びっくりだった。
この水は裾花川へ流れ込んでいる。
隠滝

隠滝を後にして、芋井の体育館まで。体育館に駐車してなんとなく方向を定め歩きだした。リンゴ畑の農道を通り抜け山道に入った。狢郷路山の基部を目指して行く。
目のまえに現れた柱状節理の狢郷路山。南南西から見た狢郷路山だ。逆層になっていて登るのは不可能。素晴らしい岩肌だ。
狢郷路山

南に回り込んだら窟があった。

窟が2つ並んでいた。窟となるとワクワクする。

南南東からの狢郷路山。岩の間から木が生えている。すごい生命力。

東からの狢郷路山。前回はここから見える右手の尾根を通って狢郷路山の鞍部から登り上げている。

狢郷路山の基部を回って大体の山の形や地形が分かった。モヤモヤしていたものがすっきりした。
まだまだ時間があるので、これで終わるのはもったいない。どうしようかなあ~。ふと思いついたのが葛山から頼朝山を歩くことだ。
30年ぐらい前に息子と縦走した以来だ。ほとんど覚えていないし、地図も持っていないがなんとかかるだろう、と、静松寺を目指して移動した。

葛山山頂。スタート地点からちょっとした登りで山頂に到着した。
主郭跡である山頂。弘治3年(1557)2月、武田方の馬場美濃守により落城したと説明版があった。

南に旭山が、北に大峰山がよく見えた。
次に頼朝山に向かう。距離は大したことなくあっという間だった。
山頂に 八代松代藩主真田幸貫が祭った八幡宮があったらしいが、昭和13年に焼失し、現在は社地跡に石の祠が祭られている。
