石川の山友が長野に来てくれた。昨年は会えなかったので2年ぶりだ。一緒に山を語り合いながら登る楽しさは格別だ。二人とも全然変わっていなく、キラキラしていた。
今回は七曲りに途中まで沿った道を歩いて笹峰まで抜け、大峰山から物見の岩を経由して戻るコースにした。
2025年11月8日 ルート図

とても穏やかな日で、歩きやすい気候。こんな日は久しぶりのような気がする。石川からの山友を天気も歓迎しているんだ。
七曲りの手前に駐車してスタートした。七曲りのスノーシェードを少し登り、沢に沿って左岸を登っていく。どんなんだか、以前から気になっていたルートなのでワクワクする。
供養塔がひっそりとあった。

地図で事前に確認したところ、沢の左岸を登って行けばいいんだということだけが頭に残り、ガンガン登って行ったら間違いに気が付いた。すぐ上に七曲りのスノーシェードが見えたから。このままいけば、新しく取り付けたスノーシェードの工事現場で行き詰ってしまう。
慌てて地図で確認したら、沢の二俣を左俣に入らなくては行けなかったことに気づく。
やっちゃった!二俣まで下り、今度は左俣に入った。結構いい道が付いている。あっという間に笹峰まで抜けてしまった。
葛山が西側に見えた。

途中からこんなにいい道を登ってきた。笹峰から来た道を見下ろす。後で聞いたら、長野市の水道みちになっているそうだ。

一般道に出て車道を歩いていく。この道は初めてだ。
石仏と祠が祭られていた。


さらに大峰山目指して車道を歩いていくと観音様(?)が。何か字を刻んであるが分からない。

道端には、季節外れのスミレが咲いていた。

いつも車で素通りしてしまう標石。ここで大峰山へ続く道がよく分からずにうろうろと。車道に上がったら、小さな大峰山登山口の標識があった。

かすかな踏み跡を登っていく。

ホトトギス

大峰城の前でランチタイム。ここで石川山友組との今までの山の話が盛り上がった。
偶然の出会いからお付き合いが始まり、石川山友組がいたから剱岳北方稜線も踏破できた。本当に二人に感謝だ。
自分の山人生で一番誇れるのは、剱岳北方稜線をつなげることができたこと。それと南川金一氏の「山頂渉猟」と「続・山頂渉猟」をバイブルに、それまで知らなかった山に登頂したことだ。
こういう話題になると、あっという間に時間が過ぎていく。至福の時だ。
大峰山の三角点を踏んで物見の岩経由で下山することにした。葉が落ちているので見通しがいい。適当に下って行くうちに登山道が出てきた。
三等三角点。点名・大峯山。 山名は「大峰山」だが、点名は「大峯山」だ。ややこしい。

大峯山から物見の岩までは快適な下り。あっという間に物見の岩に。
物見の岩に登った石川の山友の嬉しそうな姿。 私も嬉しいわ。

物見の岩から歌が丘に向かって下山中。

小丸山公園の入り口が今日は空いていたので入ってみた。そうしたら中央に小山があって、この公園の名前の由来なんだと納得。
そして公園の奥には「日本山妙法寺」があった。

日蓮上人の宗旨に則り、立正安国の記念道場として昭和25年5月に開堂供養したとのこと。
小山の南側にはお地蔵さまが安置されていた。

石川の山友との山歩きはこれでお終い。糸魚川経由で帰宅するそうだ。遠くまでありがとう。
近いうちに、中間点である糸魚川で落ち合う約束をしてお別れした。いい1日だった。二人は山の友であり、心の友だ。


