セント・ヘレナ島4日目(Peak Dale~Blue Point)

2025年12月30日

 今日はホテルのオーナーのリチャードさんのアドバイスをもらって、Peak Dale~Blue Pointを繋げることにした。約10キロの道のりだ。

スタート地点までリチャードさんに送ってもらった。

 道はしっかりしていて、歩きやすい。木々に覆われているところや炎天下をルンルンで歩いていく。すると突然目の前が開けて素晴らしい眺望が広がった。

 ちょこんと見えるとがった岩が気になる。

「LOT」らしい。

大きく近づいた岩「Lot」。そして青い海。

大岩を気にしながら少し進んだら別の岩が現れた。「Lots Wife」(ロトの妻)という岩だ。

また樹林帯の中に入ると、セント・ヘレナ島の国花が咲いていた。arum lillyという花で、日本名はカラー。

Coral tree という名の木で、たくさん海側に生えていた。

Lotとの分岐に来た。ちゃんと標識があって安心。Lotには進まずPeak Daleを目指してまっすぐ行く。

しばらく歩いていくとまた目の前が開け、岩稜の山が見えてきた。

Peak Daleが近くなってきたらしい。東側の谷には牧場があって、作業している人から声を掛けられた。

牧場からちょっとすぎたところで出てきた奇岩。「Lots Wife」という名は、牧場で働いていた人に教えてもらった。

下に見えるのはSandy Bay Beachかな?

bilberny

海がきれいで、何度も立ち止まってしまう。

everlasting

正面のピークを越えて右端がブルーポイント。

「Lots Wife」 がすごく気になるんだわ。

ちょっと振り返ると左にLotと右に「Lots Wife」。

複雑な地形で面白い。そして大小の奇岩があってみるだけでも楽しい。ルートはどうかな・・なんてね。

どうしても気なる「Lots Wife」

上手くルーファイすれば 「Lots Wife」まで行けそう。

Blue Pointの手前にケルンが積んであった。小さいのを一つ載せました。

Blue Pointに到着した。先客がいて賑やか。ホストがあって、スタンプと登頂記録のノートがあるよと教えてくれた。

紙を持参していたので記念スタンプを!

Blue Pointからの眺望。

素晴らしい眺望でテンションが上がる。 奥にporches Gateのある岬が見える。

西側方面。Joan Hillだと思う。

Blue Pointから岬が先に続いている。

海の中の奇岩は「speeory island」という。こういう岩大好き。

 来た道を途中まで戻り、リチャードさんが迎えに来てくれる道路まで移動した。

 途中「FAIRY LAND」という看板が。「FARI BIRT」という鳥が巣を作る場所だということ。「妖精の土地」かと思ったけれど違うらしい。「この上なく美しい土地」という意味もあるかな。

「FAIRY LAND」という看板

「FAIRY LAND」という看板 から今来たところを振り返った。この一帯が「FAIRY LAND」なのだ。

 迎えに来てもらえる約束の場所まで歩いて行った。そこで携帯で連絡しようとしたところ、訳の分からない画面が出てきてパ二くってしまった。丁度そこに車が来たので、その人たちに聞いたら、ここは圏外の表示だということ。

 どうしよう。ホテルまでの道は分かるが、歩いていける距離ではない。

 途方に暮れていたら、車のドライバーが、携帯がつながる場所まで送っていれると申し出てくれた。すごく嬉しかった。日本では今の時代ありえないことだろう。この島の人たちは、悪人はいないという認識が深いのだ。

 ここでも人の優しさに出合った。

 リチャードさんに電話をして迎えに来てもらった時に、「お疲れさん」と冷たい水を手渡してくれた。暑い1日を歩き通した体には、冷たい水が染み渡った。

 今日もいい日で、また人の優しさに触れた日でもあった。