セント・ヘレナ5日目(Flagstaff~Tomb of Napoleon)

2025年12月31日

 毎日気持ちよく迎える朝、今朝は少し雨が降って道がぬれていた。ここにとっては恵みの雨だろう。

 今日の予定では、登山とナポレオンがなくなるまで過ごしたロングウッド・ハウス、そしてナポレオンの墓を尋ねる予定だった。

 雨が降っているから登山はやめようかなと思っていたら、急にいい天気になり予定通りのスタートとなった。当初は登山の予定がなかったが、ここに来て初めて目についた山がFlangstaff。ロングウッド・ハウスのある地域にある山と分かって、登るしかない!と決めたのだ。

 登山口までリチャードさんに送ってもらった。ここの登山口からは3つの山に行くコースがある。

Flangstaffとその北にあるThe BarnそしてSugarlafだ。

登山口から見える左が Flangstaffとその右がThe Barn 。

少し進むと Flangstaffの説明板があった。

 Hottentotfig(ホッテントットフィッグ)という名の花。花が散ると下のほうが丸みを帯びた実がなる。イチジクの仲間で食べるとおいしい。実の形がお尻が大きいホッテントットに似ているからこの名がついた。 fig はイチジクのこと。

Hottentotfig

ボーア戦争の時に囚人を収容した施設があった場所の脇が登山道。

遠くに Flangstaff(左)とThe Barn (右)が見える。

 整備された道を進んでいく。ほぼ平らで距離を稼げる。やがて出てきた風力発電一帯地。

 風力発電装置の下を通っていく。セント・ヘレナ島は火力発電が中心とのこと。太陽光発電もあるが、原子力はないそうだ。

東方面を見ると大きな岬が。岬の上にある白い人工物は、中継基地のアンテナ。

南東方面。左がGreat Stone Topで右がStone Top 。

Gorse

 40分ぐらいで急登になった。途中展望台のようなところがあり、そこからはSugar Loafがよく見えた。

 こっちからだと多少形が違うが、この Sugar Loaf も気になっている。しかし距離が長くJamestownまで抜けらるコースがあるが、一昨日 Jamestown から途中まで歩いたが、道が悪く難しいかもしれない。

一番奥のピークがSugar Loaf

Flangstaff の山頂はあのピークの奥。

スタートしてから約1時間で山頂に到着した。木々に囲まれていて・・・・?

 しかし海側に歩いていったら素晴らしい眺望に感動。

Sugar Loaf

バーンの頭。右奥がバーンの山頂で、The Haystack というらしい。

左がThe Barnで 右がTurk’s cap。形がトルコ帽なんだ。

左がTurk’s cap で、右端がKing and Queen Rocks。海側から見ると、冠を被った王と女王に見えるらしい。

 山頂では、最初ガスが巻いていたが、どうしてもバーンを見たくてそのまま頑張った。その甲斐があって、ガスが切れて素晴らしい眺望が広がった。テンション上がるわ。

 十分眺望を楽しんで下山に取り掛かる。途中Sugar Loaf への分岐があったので、標高差50mぐらい下降してみた。道はとてもしっかりしている。 Sugar Loaf へ行きたくなる気持ちを抑えて下山を続けた。

 The Barnへの分岐。ここからは、The Barn への道に入れないようになっていた。バラセンが通せんぼ。門があるのだが、鍵がかかっていて入ることができない。上級コースだから、ガイド付きでないと入山できないのかも。

The Barnへの分岐

Longwoodの街が見える。

 登山口まで戻ってきた。ゆっくり登山で、山頂では素晴らしい眺望に見とれ、海と岩山のコントラストがたまらなかった。大好きな風景だ。

 Longwood に向かう。ナポレオンが1815年12月10日から亡くなった1821年5月5日まで過ごした館がある。

 Longwood通りをまっすぐ歩いていく。この正面にLongwood Houseがある。

Longwood通り

開館時間が短くて、クローズしていた。

遠くからLongwood Houseをみただけ。

Longwood House

 これから先、聖マタイ教会とナポレオンの墓まで歩いていくのだ。

 聖マタイ教会の地図を持ってくるのを忘れ、地域の人に場所を聞いた。すごく親切で、紙に地図を書いてくれた。そして「悪い人はいないからまっすぐ前を向いて歩いていくんだよ」との言葉があった。すごく嬉しかった。

教えられたとおりLongood Gantを抜ける。

  車とのすれ違いの時に手を上げるというセント・ヘレナ島の伝統が、人の気持ちも優しくしているのだろう。歩き続けながら手を上げる楽しさは、ここならではのもの。

 教会までのもう一つのポイントは、Hutts Gate Storeが左手に出てくること。まだかなあ~と歩いていたら出てきてほっとする。

Hutts Gate Store

 ふと見上げると教会が!地図を頼りに聖マタイ教会に到着した。

教会のゲート。

聖マタイ教会。聖公会。これで島にある聖公会3つをすべて廻った。

礼拝堂

教会から20分ほど歩いてナポレオンの墓に着いた。

ナポレオンの墓のゲート

ナポレオンの墓の近くには、ブーゲンビリアの花が咲いている。そして白い鳥(ヨーロッパアジサシ)が飛んできた。

純白な海鳥。

ブーゲンビリアの花の下にナポレオンの墓があった。

 ナポレオンの希望によりここサネ渓谷に埋葬された。

 ここは生前しばしば訪れていた瞑想の地。ナポレオンの死にはいろいろ説があるらしいが、1849年にフランスのオテル・レ・ザンヴァリアに再埋葬されている。

ナポレオンの墓