御朱印帳デビュー

 帰国して落ち着いた生活がスタートしている。

 何年も前から懸案だった人形供養について、2月17日にある葬儀会場でやってくれるという情報をもらっていた。どうしようかな、と思っているうちにその日の前日になってしまった。

 その会場に持っていけば楽であろうが、何となく違うような気がしてネットで調べたら、松代の清水寺が随時受け付けているらしい。ここで人形供養をしてもらうことにした。郵送でも構わないが、あえて持参して、最後のお別れをしてくるつもりで予約を入れた。

 一番古い人形は、私が3歳ぐらいの時に祖母が買ってくれたウェディングドレスを着たセルロイド人形。「メリーちゃん」と名付けて、当時はいつも一緒に遊んでいた。その人形に出会って長い年月が経過した。 

 そのほかに息子が誕生したときにもらった大きなウサギのぬいぐるみ。このウサギのぬいぐるみは、息子が誕生する前に「名前をミミちゃんと付けようか・・・」と話していたことを聞いた友人が贈ってくれたものだ。義母が孫のために作ってくれた木目込みの五月人形や翁人形もある。

 一つ一つ思い出のある人形たちだけに、お別れの時にはお参りもしてきたいと思った。

 北信濃開運厄除け大師である「龍頭山・蓮華院・清水寺」は、1200年ほど前に寛空上人により開山されたが火難により滅亡に瀕した際、武田信玄公によりの供料で中興開基となった寺。

 仏像は、平安時代初期の一木造で、東日本最古のものだそうだ。重要文化財に指定されている。

 人形をお預けし、しばし本堂に安置されている仏像と向き合った。

本堂内。正面にご本尊の千手観音。

千手観音(重要文化財)

地蔵菩薩(重要文化財)

薬師如来(県宝)

聖観音(重要文化財)

毘沙門天(市宝)

 最後に本堂の片隅に鎮座している「おびんずるさん」をたっぷりさすった。

 ふと見ると御朱印帳がある。今まで寺廻をたくさんしてきていたが、御朱印をそろえていく気にはならなかった。しかしどこかで、何かのきっかけに始めるかもしれないとも思っていた。人形供養をしてもらった寺の御朱印から集めていくのがいいかも。

 今回の人形供養を忘れないためにも御朱印をいただこう・・、とご住職にお願いした。

初の御朱印帳

いろんな御朱印があるといわれ、私は千手観音をお願いした。