戸隠33窟NO26(毘沙門窟・象窟・三層窟)

 3日ほど天気が続いて、やっと戸隠33窟の探検に出かける時が巡ってきた。

 33窟のうち残るは2窟。仙人窟と中窟だ。仙人窟は、以前に毘沙門窟(五十間長屋)、象窟、三層窟とめぐり、そばに仙人窟があるはずなのだが探し切れずに五色窟まで行ってしまった。

 仙人の窟だから難しいところにあるのだろう。三層窟から谷を一つ越して斜面を登り上げるはずなのだが、前回は探し出せなかった。リベンジを!

2026年10月3日 ルート図

今朝のみどりヶ池。久々の青空の元窟探しができるなんて最高!

 戸隠山登山道を五十間長屋目指して登っていく。山道は急登だがすごく登りやすい。あっという間に五十間長屋手前の小岩稜に到着した。ここからは象窟が見える。ガスっていて分かりずらいが、象窟を確認することができてワクワクする。

中央が象窟。

 毘沙門窟に到着した。五十間長屋と言われているところ。

 ここからいよいよバリルート。何回も来ているから様子はわかっている。毘沙門窟に沿って東のほうへ歩いていきだしたら、グループ登山に連れてきていたガイドから「そっちは違うよ」と声掛けがあった。「窟へいきま~す」と返事。ちょっと誇らしかった。

毘沙門窟

毘沙門窟の石祠。屋根と台座だけで塔身はない。

トリカブト

今回は懸垂下降して下のテラスに降りた。このテラスを東のほうに行くと象窟。

懸垂下降したところから岩の基部を進んですぐに象窟。

祠の台座があるはずだが見当たらなかった。象窟は4回目かな。

 象窟から三層窟を目指す。三層窟も2回目だからルートはわかっている。東の大岩を回り込んで、岩壁に沿って進んでいくのだ。岩壁にダイモンジソウが咲いていた

ダイモンジソウ

三段になっている三層窟についた。

一段目の丸形の下の窟

二段目の中の窟に上がるところに石祠。正面に「天照大御神」と刻まれている。この石祠は東窟のほうを向いているから、天気なら塔ヶ岩が見えるはず。もうこの辺りはガスっていて・・・。あの青空はどこへ行ってしまった?

2段目の中の窟に上がった。2mぐらい登り上げるのだ。前回来た時と変わっていない。石祠が3基。2基は転がっている。もう1基、木の祠があったらしいが前回もなかった。

1基だけは鎮座していた。これも前回と変わらない。

3段目の上の窟。本当はこの上の窟に上がりたいのだが、ちょっと微妙。何かあったらいけないので我慢した。

上の窟からさらに岩稜が続いている。足を踏み入れてみたいなあ。無理。

 三層窟まで来て、ここから仙人窟を探すことになる。

 三層窟の右の谷を越えて斜面にとりついた。しかしこの天気。ガスってしまって見通し悪く、目的の仙人窟が確認できない。葉もまだ茂っていて、時期が少し早かったか。

 正面の岩壁を東にたどっていくと五色窟がある。あの岩壁の左奥あたりに仙人窟があるのではないか・・・と見当はつけているのだが。引き返すしかないか・・・!

五色窟へ続く大岩壁

三層窟まで戻ってビールタイム。

 来たルートを戻ることにした。残念だ。でも毘沙門窟、象窟、三層窟と再び三度足を運ぶことができてよかった。嬉しかった。窟も石祠も前回と変わりなくそのままだった。

 祠が雪で流されても窟は永遠に残っているだろう。今は窟で修行する修験者もいないんだろうな。私にとっては、戸隠33窟の開祖の学問業者の想いをここで受け止めることができる場所だ。

また来よう。復路植物園を歩いていたらマユミの実が目についた。

午後1時のみどりヶ池。ここまで来たら青空。複雑な心境だけど、窟めぐりができたことで満足、満足。