雨降山(奥秩父)

 雨降山と名のついた山は全国にいくつもある。
 今、川上村の山に凝っている私は、この地域にある雨降山が気になってrならない。南川金一氏の著書「山頂渉猟」にも掲載されているので尚更だ。行くしかない。
 大弛峠までの川上牧丘林道は通行止め。車で行けるところまで、そこから先は歩く予定で出発した。
林道歩きは30分ぐらい。尾根にとりつく分岐まで来た。この分岐は、ゴノ沢が東股沢に流れこんでいる地点である。後でわかったことだが、南川氏はこの地点よりかなり手前で東股沢を徒渉し沢筋から谷を登っている。
 地図であらかじめ決めておいた地点で尾根にとりつく。スタートから結構急登。間伐された木が放置されており、乗り越えるのにも苦労する。やがて間伐材から風倒木地帯に入った。後ろを振り返ると、いつの間にかガスが切れ、以前から気になっていた朝日岳の北尾根上にある兜岩がくっきりと見えた。わぁ~い!思わず声が出る。青い空に霧氷で白くなった木の枝が美しい。気持ちが清々してくる。ここでしか味わえない気分だ。
 さらに上へ上へと登っていくと、地図上にはない岩稜が現れた。さあ~ここをどうするか。大きく巻くのか?思い切ってこの岩を登り上げてみよう。フリーで体感5.3ぐらい。
思い切って乗り上げた岩の上では、素晴らしい眺望が待っていた。この日の山で周辺の山が一番よく見えた場所である。巻いていたらこの景色には出合わなかっただろう。感激!感動!
 雨降山山頂直下はシャクナゲの激藪。残雪もあったりで少し苦労する。それでもスタートしてから3.5時間ぐらいで山頂に到着した。
 山頂も雪で覆われ、周辺はシャクナゲで囲まれていた。三角点は設置されていない。標高2156m。眺望はほとんどなかった。南川氏が登頂したのは1994年1月なので、まだシャクナゲも小さかったのだろう。南川氏は素晴らしい眺めを堪能し、更には北峰まで足を運んでいる。
 私は雨降山の山頂に立ち、空を見上げ、そしていつもの儀式をして下山に取り掛かった。ところどころにある大岩を乗り越えていくだけに楽しい山歩きだった。

 

2021年3月7日 ルート図

 

大弛峠へ続く川上牧丘林道を歩いていく。

 

林道分岐。この左はゴノ沢でゴノ沢の右岸の林道を少し進み尾根に取り付く予定。

 

尾根に取り付いた。かなりの急登だ。

 

霧氷がびっしりついている。

 

間伐地帯に入った。木を乗り上げるのに苦労するんだわ。

 

ガスが切れて、素晴らしい天気。

 

振り返れば、朝日岳北尾根の兜岩が!

 

小川山も大きい。

 

シャクナゲの激藪に突入。とても苦労だ。

 

地図にない大岩が現れた。ここを登り上げる。フリーで体感5.3ぐらい。

 

大岩を登り上げたら素晴らしい景色。手前右は登り上げた大岩。

 

最高です!

 

大岩から先に進むと、気持ちのいい空間が現れた。

 

雨降山山頂。山頂はシャクナゲで囲まれており、眺望なし。

 

いつもの儀式。

 

雨降山の空。

 

別ルートで下山。ゴノ沢を目指して下っていく。

 

ゴノ沢から上を振り返る。素晴らしい青空。

 

ゴノ沢から川上牧丘林道へ戻る。この林道から見えた岩稜。すごい迫力だ。

 

登れるのだろうか?

大原平ノ頭~千平~2020ピーク

 川上村の山は実に面白い。もちろん登山道のない山である。ほぼ登り尽くし、最後の方にとっておいたルートは、昨年2020年に川端下の集落から入山し長峰から2020mピークに立った稜線上の延長である大原平ノ頭までのルートだ。南川金一氏は北側から取り付いているが、私は川端下の長峰へ登った地点からのスタートとした。先に大原平ノ頭へ立ち2020mピークまで縦走する予定。
 前回と同様、金峰山川にかかっている橋の鹿防御策から山側に入る。ここから1783m標高点を目指し尾根に取り付いた。下草がなくて歩きやすい。
 1783mの岩稜が大きく迫ってきたところで正面に大岩が出現。スラブ岩で直登は無理。左を巻きこむと1710m地点の回り込んだ岩の上に出た。その岩の上に立つと、素晴らしい眺望。一つ一つ山を確認できるの嬉しい。
 ここから大原平ノ頭までは、1780m地点のこれまた素晴らしい眺めを堪能できる岩稜を越えて簡単に到達した。点名・川端下。標高は1969.3m。360度のパノラマで、今まで登った周辺の山がよく見える。この山を最後の方にとっておいてよかった。天気が良くて北アルプスまでよく見える。ず~とここに立っていたい気分でもあるが、2020mピークまでをつなげる目的もあるから、千平目指して先に進むことにした。
 ここからが核心であった。千平は見えているのだが、岩稜帯が続きルーファイが難しい。何度か行ったり来たりしながら岩を大きく巻いたり、懸垂下降をしたりして少しづつ先に進む。東側を大きく巻かざるを得ない個所では雪もあり、足首以上のところまで埋まった。雪がある分難易度は増している。途中鞍部を目指し登り上げると、そこからは岩稜の上を進むことができた。
 千平に到着。ここの眺望はなし。けれど自分にとってはかなりの高度な核心部を通過してきた満足感がある。
 やや南側に開けた岩場を発見。ちょうどビールタイムの時間だ。ここからの眺めは南方面だけだが、川上村の山から見える定番となった小川山から国師ヶ岳までの山を堪能させてくれた。
 核心部を通過した満足感ともう少しで2020mピークに立つことによって稜線がつながると思うとワクワクする。
 千平からはあっけなく2020mピークに立つことができた。前回ここに立った痕跡を確認し目的達成に自己満足。さあ~今度はどこを登ろうか・・・。
 少し戻ったところの鞍部から、一気に川端下集落目指して下山した。
 川上村の山の中で、今回が一番難易度が高かった気がする。今回も大満足でした。

 

2021年2月28日 ルート図

 

金峰川にかかる向橋からの屋根岩

 

あれは1783mの岩稜。大きく迫ってきた。

 

正面にスラブ岩が出現。登れないので、この岩の左を回り込んだ。

 

回り込んで立った1710m地点の大岩。高度感がすごい。

 

大岩からの素晴らしい眺め。後ろには八ヶ岳。

 

昨今年1月に歩いた稜線

 

小川山が大きい。

 

見慣れた山々。

 

この大岩の上でにいつもの儀式。

 

1780m地点の岩稜からの眺め。

 

歩いた山々を確認できるのが嬉しいい。

 

1780m地点の岩稜。この上から山々を確認した。

 

大原平ノ頭の北峰に到着。

 

大原平ノ頭まではすぐそこだ。その手前にワクワクする岩が連なる。

 

大原平ノ頭。北峰から10分ぐらいで到着。後ろは小川山と金峰山。

 

大原平ノ頭からの眺望。北方面。

 

御陵山も大きい。その後ろには北アルプス。

 

八ヶ岳も。

 

小川山はどこからでも大きい。

 

南側の山々。これも見慣れた。点名・西股は未踏。今年中に登りたいと思う。

 

長峰も確認。

 

あそこに見える2020mピークまで頑張るんだ。

 

東方面。

 

五郎山が大きい。2021mピークは、残念ながら見えない。

 

両神山も。

 

大原平ノ頭でいつもの儀式。

 

千平を目指して先に進んで行くと岩稜地帯が始まった。

 

大きな岩稜を乗り越えていく。

 

目指すは2020mピークまで。そうすると長峰までつながる。

 

奇岩も続々と。

 

懸垂下降で岩を降りる。

 

あの岩のトップから降りた。

 

難しいルーファイ中、振り返ると元気になる。

 

大きく東側を回り込んでいくと足首が埋まる雪が待っていた。この辺りのルーファイが核心であった。

 

千平に到着した。いつもの儀式。

 

千平の空。千平からは簡単に最終目的の2020mピークまで行けるだろう。

 

2020mピーク。

 

最終目的地でいつもの儀式。前回忘れたので・・・。

 

一気に川端下集落に下る。向橋からの屋根岩。

 

歩いてきた大原平ノ頭。歩いたからよく分かるピーク。

ショナミの頭~東沢ノ頭~オソネ

 三国山を起点として長野県から埼玉県と群馬県の県境尾根を歩き続けている。埼玉県境は終了し群馬県境を歩き始めた。 
 三国峠に通じる林道途中から尾根に取り付き、前回登り上げたところから群馬県境のショナミの頭(高天原山)まで歩き、そこから先の群馬県境はのちに歩くことにして、西尾根を天狗山までつなぐことにした。距離からして、途中のオソネまで行くのが精一杯だろう。オソネあたりから適当にゴルフ場に下ればいい・・という今回の計画。まあ~上手くいったというところである。
 三国山からショナミの頭に続く群馬県境の途中に舟窪と名付けられたピークがある。ここへは長戸沢を経由して登ってくるルートがあるらしい。地図で確認すると、途中まで登山道が示されていた。
 いくつかのアップダウンを繰り返しショナミの頭に着く。あまり眺望はよくないが、南方面の山々が木々の間から見えた。ユノマノ頭やハタクボの頭が確認できたのが嬉しい。
 南川金一氏は南相木ダムの奥三川湖の東末端からショナミの頭に登り、ここから東沢ノ頭まで歩いている。南川氏の足跡を一部たどることだけでワクワクだ。気持ちのいい川上村と南相木村の境界尾根歩き。北方眼下にはダム湖が大きく見えている。奥三川湖である。そびえたつのは群馬県境の山々。大蛇倉山と石仏だと思う。御座山は分かりやすい。今年中にはピークを踏む予定。
 南川氏が到達した1933m標高点の東沢ノ頭は岩峰上であった。素晴らしい眺望が待っていてくれた。北は御座山から大蛇倉山に続く稜線が、西には八ヶ岳が、南には金峰山から東梓までよく見えた。南川氏はここからダム湖に向かって降りている。私にとっては、ここまでで今日の予定の半分。暖かい日差しの下でのビールタイムを過ごした後に先に進んで行く。 
 ここからも歩きやすそうな尾根が続いている。いくつかの岩稜を越してオソネに到着した。点名・秋山。眺望なし。時間が刻々と過ぎていく。オソネからゴルフ場へ下るにはちょっと厄介そうだ。次の1773mピークまで行けば、ゴルフ場に比較的近い。ここからは時間との競争となった。幸いにして天気がいいから気は楽だ。いくつかのアップダウンを繰り返し、1773mを過ぎた鞍部から一気にゴルフ場を目指して下った。
 ゴルフ場から駐車場所までの車道歩きが今日の核心部だったかもしれない。
 長い距離を歩き通した自己満足に浸りながら長野へ戻ってきた。今日も満足、満足。

 

2021年2月21日 ルート図

 

三国峠に通じる林道の途中から尾根に取り付く。藪がなくて歩きやすい。

 

三国山から長野県と群馬県境の尾根に出た。前回歩いたところから新しい線引きが始まる。まずは舟窪目指して歩いていく。岩稜が現れた。

 

気持ちのいい尾根歩き。

 

舟窪に到着。登山道の標識にびっくり。北から上がってくる登山道は長戸沢経由らしい。

 

ガンガン進んでショナミの頭。点名は「蟻ヶ峰」で、南川氏は「続・山頂渉猟」の「蟻ヶ峰」の項で書かれている。南川氏は、『長野県町村誌』の梓山村の項に「所並山(しょなみやま)~本村より丑の方にあり。嶺上にて三分し、南東は本村に属し~~西は秋山村に属し、北は南相木村に属す。」という記述に触れている。ショナミノ頭は所並山から来たことなのか!昭文社の地図には、ショナミの頭、神立山、高天原山、蟻ヶ峰が列記されている理由が分かった。

 

正面に小川山が大きい。右奥には北岳。

 

一つ一つ山を確認。

 

ショナミの頭の空。

 

ショナミの頭から少し先に進むと、眼下に南相木の奥三川湖が見えてきた。

 

群馬県境の山だ。

 

ところどころで八ヶ岳も見える。

 

ここを登り詰めると東沢ノ頭。

 

東沢ノ頭でいつもの儀式。

 

東沢ノ頭からの眺望。八ヶ岳とその手前に男山(右)と天狗山(左)。

 

左から御座山、弥次ノ平、石仏。

 

見慣れた山々。大原平ノ頭は未踏。近々挑戦。

 

五郎山もよく分かる。

 

三国山に続く稜線。真ん中にちょこっと見えるのは弁慶岩か梓白岩か?

 

素晴らしい眺望に、山名の確認で自信が付く。2021年に2021mピークを登った。

 

東沢ノ頭から続く尾根がこんな感じ。歩きやすそう。

 

途中に出現した岩稜。

 

1907mピーク。

 

1907mピークの空。オソネまではまだ距離がある。天気がいいから気は楽だけどね。

 

大きな岩稜を乗越えて。

 

オソネに到着した。点名・秋山。

 

オソネの空。

 

オソネからゴルフ場へ下るには遠すぎるので、1773mピークまで行くことにした。1773mピークの先の鞍部から一気にゴルフ場へ。クローズしてしまったゴルフ場が何となく寂し気。振り返ると降りてきた尾根がよく見えた。

 

ゴルフ場からの1754mピーク。その左が大門峠になる。次回歩く予定。

赤顔山~男山~天狗山

 川上村に通い続けて気になっていた山。地図で調べたら赤顔山という。見る場所によっては岩稜のかたまりの山で、うずうずと登りたくなってくる。じゃあ~ご挨拶に行かなくては。
 赤顔山だけでもいいのだが、せっかくならバリルートで男山から天狗山まで登ろうか。男山と天狗山は15年ぐらい前にピークを踏んでいる。積雪期の今に登るのも面白いだろう。スタートを大深山遺跡とした。
 1日中天気は保障されている。うきうきと早朝に家を飛び出した。
 大深山遺跡の中を適当に進み赤顔山に続く尾根に取り次いだ。岩山なので、雪がついているところは慎重に。緊張を強いられながらあっという間に1598mの三角点(点名・穴沢)を経由して赤顔山に到着した。眺望はといったら、木々の中から南方面だけが見えた。女山と高登谷山がよく見える。
 いつもの儀式をして先に進む。
 ピークを過ぎた鞍部からは素晴らしい眺めが待っていた。一つ一つ山を確認する。さあ~男山までがんばろう。
 だんだん雪が深くなってくる。男山へ続く稜線に出たら何日か前の踏み跡があり、少し楽になった。山頂直下の急登を越えて15年ぶりに立った男山山頂からは、富士山もよく見えた。風もなく穏やかだ。少し早いが至福のビールタイムを堪能した。
 男山から天狗山までは、無雪期ならば2時間ぐらい。雪の状態でどのくらいかかるか!天狗山からは大深山遺跡まで一気に下るので、少し先を急ぐ。
 垣越山を経由して天狗山まで2.5時間かかって到着した。
 なんせ途中から見える山々をその度に確認しているのだから時間もかかる。
 天狗山からは今まで歩いてきたルートや三国山から群馬県県境の山々までよく見えた。
 いつか群馬県境の三国山から御座山までを歩いてみたい。南川金一氏の「続・山頂渉猟」をバイブルに、南川氏の足跡をたどりたいと思っている。

 

2021年2月11日 ルート図

 

赤顔山へ登りは岩稜で楽しい。

 

切れ立っているところは慎重に。

 

1598.0m三角点。点名・穴沢。

 

赤顔山とその左奥に男山。

 

赤顔山への途中、木々の間から南方面だけが見えた。北岳がうっすらと。

 

赤顔山山頂でいつもの儀式。後ろに天狗山が見える。

 

赤顔山山頂からの眺望。これだけしか見えない。

 

先に進んだら、南アルプスも見えてきた。右奥に北岳が真っ白だ。

 

雪のついている尾根を行く。

 

やがて気持ちのいい鞍部に出た。ここからの眺望がいい。

 

今日初めてしっかりと姿を見せてくれた天狗山。

 

これから登って行く男山(左ピーク)。右の稜線に乗っかるのだ。

 

さらに進んで行くと、東に天狗山とその右に1580mピーク確認。天狗山の岩稜を下ってあの1580mピークに立てたら面白いんだけど。

 

男山の山頂が見えてきた。

 

男山山頂!後は八ヶ岳。三角点名は男山。

 

男山からの眺望。右のピークは男山。

 

あれは御座山。

 

そして富士山が見えた。左手前は瑞牆山。

 

男山から垣越山へ向かう途中振り返ると男山と八ヶ岳が。

 

垣越山の空。

 

少しづつ天狗山が近づいてくる。雪が深くなってきているので足が重たいんだわ。

 

登ってきた赤顔山も見える。

 

天狗山は崖マーク。正面に瑞牆山から国師だけの稜線がきれいだ。

 

天狗山山頂。

 

今年中に歩きたい稜線を確認。

 

群馬県境との稜線だ。南川氏の「続・山頂渉猟」が私のバイブル。

 

浅間山も見える。

 

歩いてきたコースの点名・穴沢から赤顔山。右奥は八ヶ岳。

 

赤顔山から続く男山とその後ろに八ヶ岳。男山からの歩いてきた稜線の確認。

 

男山から北西に伸びる稜線もきれいに見える。正面に蓼科山も。

 

川上村村内から山を確認。これではっきりした。あ~すっきりです。赤顔山から男山までの歩いた稜線も。

 

赤顔山。

 

見る方向が違うと山の形もこんなに違う。川上村に通い続け、気になっていた山の確認ができてうれしいです。

三国山~梓白岩

 埼玉県と長野県の境界尾根をつなげるための毎回の山歩きが楽しい。前回は十文字峠から三国尾根を北上し、弁慶岩を越えた鞍部まで歩いた。今回は三国山から三国尾根を南下し、先週歩いた鞍部までの線をつなげたい。しかも途中にある梓白岩に登ることができたら楽しいだろうな・・・なんて思いながら早朝に家を飛び出した。
 スタート地点と下山地点が違うので、考えたのは終了点の毛木平に車を置き、そこからタクシーで三国峠までの林道を行けるところまで。前日にしっかりとタクシーを予約しておいた。
 タクシーは三国峠と扇平山方面の分岐のところまで入ることができた。そこからは歩くしかない。それでも2時間近くは稼げた。
 林道を約1時間歩いて林道から三国山に一番近い尾根に取り付く。約30分ぐらいで三国山につながる稜線に出た。群馬県との県境でもある。難なく三国山山頂に到着。立派な山頂標識がたっていた。
 山頂からの眺望がいい。登っている山々を一つ一つ確認できるのが嬉しいし、未踏の山についてはしっかりと観察できるのもいい。ワクワクする瞬間でもある。
 風は強く長居はできない。目的はまだまだ先である。
 三国山から三国峠までは一気に下る。ここからは一般道であるから気が楽だ。雪は吹き溜まりもあったりするがツボ足でOK。初めての三国峠からは、両神山の稜線がきれいに見えた。ここから先週歩いた場所までの線つなぎ。
 標高1850.0mの点名・梓山には「悪石」という標柱がたっていた。いくつかの小ピークを越していく。やがて見えてきた梓白岩。さ~どんなだろう。ルートは長野県側を巻くことになっている。
 なるほど基部に来てみるとちょっと無理かなあ~なんて気弱に。雪も付いているし。少し長野県側に巻き込んだところで、ここなら登れるかと思われる弱点を探し出した。せっかくだから登ってみよう。岩の一つ一つを確認しながら高度を上げる。面白い!体感とするとグレード5.3ぐらいか。雪がついている分ちょっとレベルアップかな。あっという間にピークに登り上げた。実に楽しかった。ピークからは素晴らしい埼玉県側の山並みが見えた。先週あるいた弁慶岩も見える。梓白岩の先端まで進む。何人の人がここに立っただろうか・・・?まったく人が立ち寄った気配のないところである。
 いつもの儀式をして、ロープを使って下へ降りたった。梓白岩の南側に回り込んだら、その姿にびっくりした。あの先端に立ったかと思うと自分を誉めてやりたい。
 時間がかなり経過した。目的地まであと少し。急がなくては。どんどん弁慶岩が近づき、先週の下山地点である鞍部に到着した。1週間前の足跡がそのまま残っていた。愉快だわ!ここからは1.5時間ぐらいで毛木平に着くはず。
 途中風をよけての遅めのビールタイムは、梓白岩を登った満足感に浸り、これまたいい時間であった。
 今日も満足、満足。

 

2021年2月7日 ルート図

 

早朝の三国山。

 

早朝の扇平山。2週間前に登っている。

 

タクシーを降りて三国峠に通じる林道を登って行くと、先週歩いた弁慶岩が見えてきた。

 

林道の途中から尾根に取り付き約30分で稜線に出た。群馬県境だ。ここから三国山目指して東に向かう。

 

群馬県境の空。

 

三国山山頂が見えた。

 

立派な標識が。

 

三国山山頂からの眺望

 

すでに歩いている山を確認できるのが嬉しい。

 

昨年登った2020ピークから大原平ノ頭は未踏。今年中に!

 

三国山から南に下って三国峠。長野県方面には東沢ノ頭が見えた。

 

三国峠から埼玉県側には両神山。

 

三国峠から三国尾根を歩いていく。埼玉県境だ。点名・梓山には「悪石」の標識が。

 

三国尾根をガンガン南に歩いていくと梓白岩の基部に到着。

 

なるほど、岩が白いんだわ。

 

岩の弱点を見つけて登り上げた。グレード5.3ぐらい。梓白岩の先端に立つことができた。すごい高度感。

 

南東には十文字山と弁慶岩が。先週歩いたコース。

 

大山から西に延びる稜線。

 

そして両神山。三国尾根からはどこからでも両神山がよく見える。

 

梓白岩のピーク近くでいつもの儀式。ここからロープで下に降りた。

 

梓白岩の全貌。あのピークに立ったのだ!

 

更に三国尾根を南下していく。弁慶岩が近づいてきた。先週南から歩いてきた手前の鞍部まで頑張ろう。

 

先週歩いたところまで線がつながった。そこから斜面を適当に下っていく。核心部である千曲川のスノーブリッジを探す。

十文字峠~弁慶岩

 2年ほど前までは、この季節は西上州の山に通っていた。西上州の山はほとんど登りつくし、今は川上村から秩父の山方面に通い詰めている。
 きっかけは、尊敬する南川金一氏の「山頂渉猟」に載っていた長峰。地味ではあるがなぜか惹かれて山頂に立った。その際に2020mピークまで足を延ばした。2020年に記念すべき山行だったと思う。これがきっかけとなって毎週のように通い詰めている。
 南川氏の著書「続・山頂渉猟」にも載っているこの方面の山は、群馬県や埼玉県の県境尾根の山だ。ならばこの県境尾根を歩いてみようと思い立った。十文字峠から北方面はまだ歩いていない。三国山までは登山道があるが、登山道があるならば歩く時季は今だ。積雪期に歩かないと面白くない。じゃあ~行ってみるか!
 誰もいない毛木平を7:00過ぎに出発する。10センチほどの積雪があるがツボ足で大丈夫だろう。念のためにアイゼンはザックの中に。夏道のマーキングを頼りにガンガン登って行く。だんだん雪が深くなって足が疲れる。2.5時間ぐらいかかって十文字峠に到着した。せっかくだから十文字小屋にご挨拶。もちろん無人である。青空が広がる下で小休止。さあ~ここからどこまで行けるか。時間を見て途中から毛木平目指して適当に尾根を下る予定だ。
 十文字山からはどんどん下っていく。雪が深くナイフリッジは慎重に。急斜面もあり、久々の緊張を強いられるところもあった。
 やがて立派な岩稜が見えてきた。あれは弁慶岩か?1840mピークにちょっとした岩稜があり、その上に登り上げると両神山と赤岩尾根の素晴らしい姿を見せてくれた。少し近づいてきた弁慶岩も。
 弁慶岩は非常に大きくそびえていた。雪がなければ登りたいという欲が出てくる。残念、またの機会に。そろそろ下山する時間が迫ってきた。1853m標高点にあるのは梓白岩。その手前の鞍部から毛木平を目指して下ることにした。ここから先は次回だ。
 歩いてきた十文字山からの稜線を見ながらのビールタイムは、青空の下で贅沢に過ごすことができた。
 良かった、よかった。

 

2021年1月31日 ルート図

 

朝の毛木平

 

2.5時間ぐらいで到着した十文字小屋。もちろん無人。

 

十文字峠の空は青い。

 

十文字山山頂。

 

のぞき岩からの眺望

 

こんな岩稜も乗り越えて。

 

遠くに弁慶岩が見えだした。

 

1840mピークからの眺望。素晴らしい。

 

1840mピークからの弁慶岩。すぐそこだ。

 

1840mピークから慎重に下る。

 

弁慶岩に到着。雪がなければ登りたい。

 

振り返って、弁慶岩。

 

さらに進んで、この青空のもと鞍部から下山を始めた。

 

あの稜線を通ってきた。

 

毛木平に戻った。誰もいないし、人が来た気配もない。

扇平山

 予報は雪。でも山へ行きたい!という気持ちが強く、またまた早朝に家を飛び出した。ここのところ通い続けている川上村。扇平山へ登ることにした。
 スタート時点で雪が舞っている。まあ~1.5時間ぐらいで山頂に着くだろうから、ちょっくら登ってこよう。
 鳥獣被害防止柵の扉を開けて尾根に取り付く。川上村はどこにでも鳥獣被害防止柵がしっかりと設置されていて、進入扉を探すのが登山のスタートとなる。今回も検討をつけたところにちゃんと出入口があった。
 藪がなくて歩きやすい。1566m標高点にも苦労なく到着した。ここから北北西に伸びる尾根に乗っかり進んで行く。一度林道を横切りすぐに尾根に取り付く。扇平山の山頂はすぐだ。
 スタートしてから予定通り約1.5時間で1700.6mの扇平山ピークを踏むことができた。雪が静かに降っている。いつもの儀式をして下山に取り掛かる。
 同じルートを下っても面白くない。山頂から南西に伸びる尾根をずんずん下り、秋山の集落に出た。ここから駐車場所までの梓山まで1.6キロ。車では観察できない石碑や立派な家を見ながら村内を追歩くのも楽しかった。

 

2021年1月23日 ルート図

 

歩きやすい尾根に取り付いた。

 

1566m標高点。ここからはこの先の尾根を行く。

 

こんな岩場もあったりして面白いです。

 

扇平山の山頂が見えた。大きく三角点も見える。

 

いつもの儀式

 

扇平山の空。

五郎山~2021mピーク

 昨年の暮れに、2020年を記念して長峰~2020mピークを踏んだ。天気にも恵まれ、川上村の山が気に入った。
 2021年がスタートして半月。ならば今度は2021mピークに立ちたいと思い、探し出したのが五郎山から東にたどっていくと到着する2021mピークである。発見したらじっとしていられない。早朝に家を飛び出した。
 駐車場所まで結構時間がかかり7時半過ぎにスタート。地図上には道があるはずだが、林道が崩壊していて五郎山登山口の標識があるところまでが核心部だったような・・・。
 標識からは急登が始まる。間もなくマキヨセノ頭の肩に着いた。風がすごい。じっと立っていられないくらいで長居はできない。しかしここからの眺望がすばらしく、強風と闘いながらも一つ一つ見える山を確認した。
 一段上に登るとマキヨセノ頭であった。先に進む。やがて見えてきた五郎山の姿。岩稜の山だ。風がなければ直登したいが、今日はちょっと無理。しかも目的は2021mピーク。五郎山の基部を巻いて山頂に立った。五郎山のプレートがたくさん取り付けられていた。三角点を確認し、五郎山の東峰へ。ここからは目指す2021mピークがよく見えた。すごく遠くに見える。どうなることやら。
 まずは2104mピークを目指しそこから北に進む予定だ。
 天気予報では午後から崩れるらしい。時間との競争でもある。2104mピーク手前をトラバースして2021mに続く尾根に乗っかった。岩場で変化があって面白い。途中登れないところがあり、ここだけは巻くしかないか!激藪をかき分け再び尾根に乗った。振り返れば五郎山が立派だ。進む先は右手が切り立った岩稜。ワクワクする。13時前に目指す2021mピークに到着した。
 ここまでかと思ったが、この先のどん詰まりである東端まで行ってみる。簡単に東端に立つことができた。
 2021年に2021mピークに立った。愉快だ。ますます気力が充実してくる。周辺の山々を確認して急いで下山した。予報通り、途中から雪が降り出した。

 

2021年1月16日 ルート図

 

スタート地点の空。風が強い。

 

マキヨセノ頭の肩からの素晴らしい眺望。

 

強風に耐えながら一つ一つ山を確認した。

 

ユノマノ頭~2085ピークは先週歩いた。

 

マキヨセノ頭は高度感がすごい。ワクワクする。

 

マキヨセノ頭。

 

マキヨセノ頭からの眺望も気持ちいい。

 

姿を現した五郎山。

 

五郎山の右奥には甲武信ヶ岳からの稜線。

 

五郎山山頂。たくさんプレートがあった。

 

五郎山からの眺望。

 

山を確認できるのが嬉しい。

 

五郎山東峰の突端から見えた2021ピーク。すごく遠くに見える。

 

シャクナゲの激藪を進む。

 

見えてきた2021mピーク。テンション上がるわ。

 

忠実に稜線を行くが、このような岩稜を越えていく。これまた面白い。

 

目指す2021mピーク到着。いつもの儀式。

 

2021mピークの東端。ひゃあー、ますますテンションアップ。

 

2021mピークの東端まで行ってみた。

 

ここでもいつもの儀式。

 

振り返ると素晴らしい情景が。あの岩稜の上を歩いてきた。

 

この東端の下は毛木平になる。

 

下山時に踏んだ2104ピーク。ここから適当に斜面を下り駐車場所に戻った。

ユノマノ頭~ハタ窪ノ頭~2085ピーク

 昨年に、川上村の長峰~2020ピークを縦走した際に気になったハタ窪のノ頭。尊敬する南川金一氏の「続・山頂渉猟」を参考にしながら歩いてみることにした。
 南川氏と同じようにまず1666mピークを目指す。途中まで作業道を利用し、適当なところで尾根に取り次いだ。苦労することなく1666mピークに到着したが、ほとんど眺望はなし。先に進んで行く。
 刺すような寒さでありマイナス15度ぐらいだろうが天気はいい。途中これから歩くユノマノ頭とハタ窪ノ頭が見えだすとテンションが上がった。この辺りの山は岩場があって面白い。ガンガン進んでユノマノ頭の二つのピークを踏み、ハタ窪ノ頭へは3.5時間で着いた。点名「岩石」。
 今歩いている尾根は小川山北尾根で、ピーク最高点はハタ窪ノ7頭からさらに南の2085m。南川氏もそこまで行っているので、私も行くしかない!シャクナゲの激藪をぬって1時間ちょっとかかって2085mピークを踏むことができた。南側に岩が露出しているところがあり、そこからは金峰山から国師ヶ岳の稜線がきれいに見えた。
 う~ん満足、満足。

 

2021年1月10日 ルート図

 

1666mピークを目指す登りで見えたユノマノ頭

 

1666mピーク。いつもの儀式ですぐに先に進む。いい天気だ。

 

1794mピークを目指す途中で見えたユノマノ頭とハタ窪ノ頭。テンション上がるわ。

 

この辺の山は岩稜が多く、こうした岩も乗越ていく。実に楽しい。

 

1794mピーク。

 

1794mピークを少し北に行くと素晴らしい眺望が広がっていた。まだ歩いていない稜線。

 

ユノマノ頭へ向かう途中で現れたハタ窪ノ頭と2085mピーク。さあ~頑張ろう。

 

ユノマノ頭の一つ目のピーク。

 

1840mピークが二つあるのがユノマノ頭。後ろの八ヶ岳は雲の中。

 

だんだん近づいてきた。

 

ひゃぁ~こうした岩場もクリアしていく。あ~楽しい。

 

目の前にハタ窪ノ頭が。

 

急登してハタ窪ノ頭に立った。三等三角点。点名「岩石」

 

いつもの儀式

 

ハタ窪ノ頭の木々の間から見えた。

 

尾根筋をさらに南下していく。シャクネゲの激藪に突入。1時間格闘した。

 

2085mピークの南側からの眺望。

 

この南側に露出していた岩から東斜面を下った。沢の水が凍りついている。

 

道なき道をどんどん下ったら、崩壊した作業道に出た。

 

畑の畔を利用し、駐車場所まで戻る途中に見えた長峰方面。

 

近いうちにここも登る予定。2020ピークまでつなげたいと思っている。

 

ここも今年中に。

 

今日歩いた稜線の一部が確認できて嬉しかった。

福江島の教会

 福江島を訪問した目的は、隠れキリシタンが信仰を守った教会巡りである。しかしコロナ禍で開放されている教会少なかった。
 それだけに礼拝堂に入れた時には嬉しかったし、各教会のスタンプが用意されていて、スタンプ収集も楽しかった。
 いろんな教会の歴史を現地で確認しながら訪問できたのは感謝。
 最後に知ったことは、教会は海のほうを向いて建っているということだ。昔は山道を歩いて教会へ来るよりも海を船で渡ってくる人が多かったからだそうだ。「ここに教会があるよ」というシグナル。レンターカー会社の人が教えてくれた。
 半面、山の中にあった繁敷教会。建物は古く、十字架が建物の軒下についているから教会と分かる。多くの人の祈りと労力によって築かれ支えられてきた教会で、それだけに深い祈りを感じた教会であった。一番心に残った教会である。
 往復日も含めて4日間。いい時間を過ごせたことに感謝だ。

繁敷教会の礼拝堂