経団連労働法フォーラム長野大会

 経団連労働法フォーラムが軽井沢で開催された。

 第1日目は、木村一成弁護士が「社員の問題行動への適切な注意・指導のあり方とハラスメントリスクへの備え」についての基調講演。引き続き事前相談を軸にしたパネルディスカッションが行われた。

 基調講演においては、実際の裁判例も紹介され、特にハラスメントの対応については非常に参考になった。どこの組織でもありうることで、個人的には、どんなことに留意したらよいかが整理されてよかった。

 後半のパネルディスカッションにおいては、各企業が抱えている現実問題が取り上げられ、どのように対応したらよいか具体的な指導もあり、これまた今後の企業活動において意識していかなければならないことと自覚できた。

 人あっての企業であり、まさに現代は人的資本経営である。人的資本経営ができてこそ経済活動につながっていく。

 多くの経営者に学んでほしかった。今日の学びを、各企業の経営陣に伝えることも使命としていきたい。