長野県経営者協会女性部会

 長野県経営者協会女性部会。
 今回は、男女共同参画をテーマに、メキシコの実態調査に参加したマキナリー・浩子氏の報告会があった。メキシコは幸福度が非常に高く、日本の比にならない。なぜか・・?メキシコの人たちは、今を一生懸命生きていて、今を大切にしている。多様性な価値観が広がっているのだ。

 日本のジェンダーギャップは世界110位。クオーター制を取り入れていても達成度は低い。
 長野県経営者協会女性部に所属する企業人としての役割に、男女共同参画社会の実現があるだろう。自分の経営する企業において、少しでも男女共同参画社会の場に近づける努力が必要だ。
 ジェンダーギャップの世界1位はアイスランドだ。ちなみにメキシコは50位。
 日本の企業もダイバーシティにもっと積極的に取り組む必要がある。少なくとも自分の事務所ではダイバーシティを目指したいと改めて感じた。

 松本にある信毎メディアガーデンの館内視察では、一般人は立ち入ることのできない4~5階の信毎報道局内部を見学できてうれしかった。

信毎メディアガーデン

記者室の中には、昔使用したカメラが並んでいた。

マキナリー・浩子氏の報告会

「松本テラス」で懇親会

「美しい人間関係」

 「美しい人間関係」の演題での講演を再び聴講することができた。

 美しい人間関係

 1回目の時に深く感銘を受けたが、今回もまた違ったところでの感動があった。
 そして自己の振り返りにもなった。
 『人を使ったり、まとめたりする立場であるならば、とりわけ愛情が大切。愛のない、あるいは足りない人は、他にどんな取り柄があっても、人の心を掌握することができない。』
 これは経営者だけでなく、各部署の責任者にも言えることだろう。自分を見て、周りを見て、あ~そうなんだ、愛情が足りなかったと反省。

 愛情と甘やかすこととは全く違う。
 甘やかすとは、相手の欠点を見て見ぬふりをすること、相手の失策を見てとがめないことであり、その相手の欠点がだんだん大きくなり、失策が度重なり没落していく。愛情の足りない人は、知らん顔で放っておく。
 そんな自分ではなかっただろうか?いつもいい人でいたかったのではないだろうか?

 2度目は、学校法人長野県理容美容学園の長尾理事長が評議員会にての講演であった。
 一言一言が心の琴線に響き、明日への力となっている。みんなそうに違いない・・・!

講演に先立っての島村副理事長(左)のご挨拶。

講演が始まった。

長尾理事長の話に、みんな聞き入っている。

セミナー講師

 公益財団法人・長野県生活衛生営業指導センター主催のセミナーの講師を今年もやらせてもらった。
 今回のテーマは「消費税」。
 いろんなところで消費税のセミナーは開催されているだろうから、今年10月1日を迎えるにあたって、区分記載請求書等保存方式によろ請求書の発行の仕方や帳簿のつけ方を中心に話をさせてもらった。
 簡単に言えば、請求書には現行の記載事項に2点の追加記載、帳簿には1点の追加記載をすることである。

 皆さん熱心に耳を傾けてくださり、張り合いでした。

繁忙期に突入

 繁忙期に突入した。少し前から・・・である。職員は今月に入ってずっと残業が続いている。お疲れさん。

 すごく嬉しいことがあった。サプライズだ。
 松本支部の山口先生(現在支部長)が今朝事務所に顔を出してくださったのだ。女性税理士仲良しグループのメンバー。
 彼女は、どうしてこんなにも私の気持ちが分かってくれるのか・・・、タイミングよく元気にしてくれる術を持っていて実行してくれるのだ。さりげない言葉に温かさを感じ、さりげない行動にいつも励まされ、彼女の顔を見ているだけで勇気が出てくる。
 いい1日のスタート。しっかり仕事ができるね。

春季労使交渉に関する連合長野との懇談会

 毎年行われる春季労使交渉。長野県経営者協会の理事になってからは、今まで経験したことのない出来事に参加することが多くなった。この連合長野との懇談会も2回目である。大きくマスコミにも取り上げられている。
 連合長野の中山会長と長野経営者協会の山浦会長とのご挨拶のあと、連合長野より春季労使交渉に関する申し入れが山浦会長に手渡された。
 その後連合長野より主旨説明があり、長野経協からは見解の主旨説明があった。

 経営者側の基本的考え方。
 1 中小企業を取り巻く経営環境は、景気回復の実感が乏しい中、先行きへ不透明感も加わり、一律に基本給のベースアップが行える状態にはならない。
 2 短期的な成果は、基本給ではなく、賞与・一時金に反映することが基本である。
 3 多様な方法による年収ベースでの賃金引上げ(定期昇給の実施、賞与・一時金の増額、子供・介護手当等の諸手当の新設・増額、ベースアップなど)を検討。
 4 総合的な処遇改善(多様で柔軟な働き方の実現、福利厚生の充実、能力開発・自己啓発支援など)も検討。
 5 基本給を底上げするベースアップは、あくまでも賃金引き上げの「一つの選択肢」である。

 連合長野側の春季生活闘争方針の中に、県内の実態賃金を基準とした「地域ミニマム水準」を設定し、この個別水準をすべての働くものが上回る取り組みを進めるという考え方があったが、個人的にかなり賛同できる部分であった。

経団連基本的考え方

自己評価

 事務所では、1年に1度各職員に自己評価表の記載をしてもらっている。
 その時期がやってきて、昨年1年間を振り返りながら、今年の目標等をかいてもらった。いろんな項目について4段階評価をする。最後に自分としっかり向き合って今後どう取り組みたいかを記入するのだ。

 全員に提出してもらった自己評価表を読んで、事務所としてはワクワク感で一杯になった。私が望んでいることをきちんとキャッチして自分自身の目標としてきたのだ。
 この1枚のペーパーを手にしただけでも、いい人材に恵まれたと思う。
 向上心を持って働くことは、自分自身の人生において大きな実を結ぶ。みんなにいい人生を送ってもらいたい。だからこそ、事務所としても責任をもってみんなの生活を保障していくのだ。それが事務所としても、クライアントのためにいい仕事につながると思っている。
 みんな有難う。

平成31年度ながのまちづくり活動提案予備審査会

 今年も「平成31年度ながのまちづくり活動提案事業の」の募集を締め切り予備審査会が行われた。
 今回の応募団体数は26。それぞれが熱い思いをもって応募してきた活動事業内容は、個人的にも応援したくなるような内容が多かった。

 公益性、自立性、独創性、発展性、実現性、積極性の6項目において予備審査をした。

 本審査会では、各応募団体からプレゼンをやってもらい、質疑応答をして採点となる。

 本審査会は下記の通り。公開ですから、興味のある方は足を運んでください。
 日時 平成31年3月6日(水)9:00~5:30(途中出入自由)
 場所 長野市役所第2庁舎10階 会議室201

特例承認計画の確認申請

 事務所としては、初の事業承継税制のための特例承認計画の確認申請書を長野県に提出した。提出部署は、長野県産業労働部産業立地・経営支援課である。
 正直戸惑っている。
 申請書類に書き込む5年間の経営計画であるが、5年目の経営計画が不十分であるとの指摘を受けた。
 何回も研修を受け、その中では4~5年後のことは分からないからおおまかな記載でもよく、事業計画が変更になった時点で計画の変更手続きを行えばよいと説明を受けてきていた。
 長野県は、「すべて長野県に任されているから、長野県の指示で作成してほしい。中小企業庁から出されている特例承認計画に関する指導及び助言を行う機関における事務についての4ページにも、はっきりと『各年において取り組みが記載されている必要がある』と書いてある。長野県が実施している研修会に出席していないからだ。各県によって取り扱いは違う。」という。
 そうですか・・・。
 5年間の事業計画と認定経営革新等支援機関による指導・助言の記載のために、何度もクライアントとのヒアリングを行った。その結果完成した申請書であり自信をもって提出したのだが、担当者からの対応はひどかった。
 本日の日付で受付はしてもらったが、何となく納得いかない気持ちで事業計画の作成し直し。
 まあ~仕方がないですけれどね。

「民法相続編の改正」研修

 「民法相続編の改正」についての研修会。講師は税理士・公認会計士・弁護士の関根稔先生だ。非常に面白い観点からの講義で、私にとってはとても面白かった。
 関根先生の言葉に「民法は正義ではない。税法は正義である。」ということが何回か出てきた。民法の成り立ちはナポレオン法典(フランス民法)が基になっているところから、日本の慣行になじまない部分が残されているのも原因になっているらしい。

 今回の改正に「配偶者の長期居住権」があるが、関根先生によると、
1 利用される場面が想定できない。
2 20年、30年の長期の無償使用という不安定な契約になっていしまう。
3 長期居住権は居住者と土地所有者の両社の財産処分権を奪う。
 というのが結論だ。面白い。

 配偶者の相続分の改正はなかった。この件に関しても、関根先生の解説がすごく面白かった。
 離婚の場合は、財産分与で婚姻後に増加した財産の2分の1を取り戻せるから、相続で法定相続分が2分の1では、妻は自分の取り分を取り戻すだけだという。納得だ。
 今までこのような考え方をしたことがなかっただけに、民法に対して新たな開眼。いい勉強になった。

 雪にもめげず参加した研修会であった。

遺言執行者

 久しぶりに遺言執行者の就任。
 前回もそうだったが、今回も相続人が兄弟姉妹と配偶者で、遺産はすべて配偶者に相続させる公正証書遺言の内容であった。その遺言書の存在をまだ知らない相続人からは、配偶者に遺産分割の相談を早くも持ち掛けているらしい。
 ヤレヤレである。
 遺言執行者に就職した旨の通知と一緒に遺言公正証書の製本の写しを相続人に送付することから始まる。兄弟姉妹には遺留分がないから気は楽であるが、配偶者と他の相続人との感情的な問題が発生する可能性もあるだろう。

 直前に手掛けた相続は、公正証書遺言ですべての財産を姪に遺贈するだった。粛々と遺言執行を行ったが、遺贈された姪は複雑な心境だったようである。
 私も複雑・・・でした。

 

天気は予報通り雪。事務所の駐車場も、業者に雪をかいてもらった。