相続雑感

 相続の仕事が山積みになっていて、何件も同時進行しなければならない。
 この話はMさんだったけ?Tさんだったけ?なんて混乱してしまうこともシバシバ。書類管理と情報管理はうまくやらないと何回もやり直しになってしまうから大変だ。
 昨日も1日中、相続の話での面談で終わった。相続人の人たちが協力してくれないと進まない仕事も、今手掛けているケースは、各事案とも相続人の協力があるので大変助かるのだ。相続人の多くはまだ現役で働いているので、夜に事務所に来所してもらうことも多い。休日に来てもらうことも多い。
 連休初日の今日も、Hさんの相続の関係で相続人と打ち合わせをすることになっている。
 台風の気配はまだない。いい天気だ。ちょっと心が騒ぎながらも、明日からの2日間はちゃんと休もうと今日はしっかり仕事!です。

ゴゼンタチバナの実

働き方改革推進リーダー養成講座NO2

 今年度の働き改革養成講座がスタートして3回シリーズノ2回目。今回も大勢の人が参加した。
 今回は、
1 労働時間に難する留意点
2 休日・休暇・休業・休憩に関する留意点
3 労働時間・休日・休暇に関する法改正事項
 についての研修であった。
 時間外労働時間の管理、年次有給休暇の5日以上の取得についての工夫の話もあり、事務所としても積極的に取り入れることのできる事項が多かった。
 少しでも働きやすい職場にしたいもんね。

フジテンニンソウ

女性管理職

 先日発表された「女性登用に対する県内企業の意識調査」。
 長野県内企業の女性の平均割合は、従業員25.3%(前年対比0.6㌽減)、管理職7.4%(前年対比0.7㌽増)、役員9.6%(前年対比1.3㌽増)。女性管理職の業界別平均割合は「小売り」12.8%、「建設」9.3%、「サービス」7.8%、「運輸・倉庫」6.7%、「卸売」6.4%。「製造」6.3%となっている。5年前と比較すると女性管理職が増加したのは23.5%で、減少したは4.9%。今後も女性管理職の登用が拡大していくだろう。
 女性役員の登用を進めているのは50.9%であり、「社内人材の活用・登用を進めている」47.3%、「社外からの活用・登用を進めている」10.6%。女性登用の効果は「男女にかかわらず有能な人材を生かすことができる」、「多様な働き方が促進された」、「女性の労働観が変化してきた」などがある。
 当事務所で言えば、有能な人材を生かし、結果多様な働き方が促進されていると感じている。

アキノキリンソウ

無料相談日

 9月の無料相談日は1日目一杯行った。
 予約制で行っているが、その相談内容は実に多岐にわたる。中には愚痴こぼしが中心で、税金の話は10分ぐらい・・・なんていうのもあるけれどね。

 今回は税の仕組みについて教えてほしい、という相談(?)が多かった。それだけ税に関心を持っているということだろう。
 生前贈与についての相談もいくつかあった。特に未成年者に対しての贈与についての注意事項を説明したが、どこまで実行してくれるか・・・である。二手間かけて(一手間ではない)の未成年者への贈与であるから。面倒くさいと思う人もいるだろう。そこは納税者の考え方だ。
 とにかく今回の相談は疲れた。

 もう2週間以上休みを取っていない。事業主は、働き方改革どころではないのだ。

土地評価

 相続の案件をやっていて面白いのは土地評価だ。いろんな状況の土地があって、その評価をどうするかを考えながら図面を眺めるのも楽しい。基本的には地積測量図をもとに評価するが、公図しかない場所においては、メジャー持参で現地調査を行う。
 今評価してる土地は、14筆に分かれている不整形地。地積測量図を貼り合わせて一体の土地の図面を作り上げた。ここは何度も現地に足を運んだ。最近細かい作業をするのが苦痛になってきて、職員がきれいに図面を完成させてくれた。
 この土地は「地積規模の大きな宅地」の評価に該当。小規模宅地等にも該当するしそれだけに評価には慎重になる。

 今日は大宮会場で「土地の評価」に関する研修会。税務研究会主催だから絶対にいい!
 研修オタクではないけれど、今年度の研修時間はすでに60時間を超えている。

ヤマシャクヤクの実

面接

 来年度就職希望者の試験と面接を行った。試験といっても、次の項目についてレポートを書いてもらった。
1 税理士業務の仕事をしたい理由(当事務所を希望した理由)
2 今までの人生の中でモチベーションが上がった事項を3つ
3 今までの人生の中でモチベーションが下がった事項
4 あなたは引っ越しをします。やらなくてはならないことは何ですか?

 本当にやりたい仕事であるので就職を希望してきた人は、しっかりとした自分自身の考えを持っている。意欲が違う。来春に社会人になる学生だが、これからの活躍に大いに期待できる人材であった。
 事務所内に、また新しい風が吹き込まれようとしている・・!

ノコンギク。秋の花だ。

全国統一研修会の夜

 全国統一研修会が大宮で開催された。今年からは各県連をサテライト会場にしたweb研修でも可能であったが、あえて大宮まで足を運んだ。
 なぜか・・・?

 毎年この研修会では仲良し税理士が集まって夜に懇親会を開くのだ。そこには関東信越税理士会の事務局員のWさんも参加する。
 Wさんとは長いお付き合いで20年近くになると思う。役員で本会に出入りしていた時からのお付き合いだからだ。そして仲良し税理士は、もちろん藤澤先生と山岸先生。そこへ今年から藤本先生が加わった。
 昨年と同じ大宮の「堺」という寿司屋さんで思いっきり楽しんだ。
 この「堺」は今回で3回目であるが、板前さんは私たちの顔を覚えていてくれて、気持ちよくそして美味しい料理を提供してくれる。好みも分かっていてくれて、お任せしていればこれ以上の幸せはない!という時間を提供してくれる。
 今回も盛り上がった。そして仲間とのさりげない会話に活力を見出すことができた。
 もちろん研修内容は充実していたことは言うまでもない。

 この1年に1度の楽しみはこれからも続いていく・・・に違いない。
 来年は、この仲間に金井先生が加わることになっているのです。

「堺」の私たち専属(?)の板前さん。

私たちの好みを知っていて最後で出してくれた酒

長野県契約審議会

 長野県契約審議会が開催された。前回は都合で欠席してしまったので久しぶりの出席だ。

 審議事項の中で、「平成31・32年度の入札参加資格申請」についての項目があった。これは前回の審議会で一度検討をしてパブリックコメントを募集、結果意見対応をして前回の内容通り決定した。
 長野県では「しあわせ信州創造プラン2.0」がスタートしている。この5か年計画がもっと反映された加点を考慮していいと感じている。
 評価項目は障がい者雇用、女性活躍推進法や次世代育成支援法を意識したものとなっているが、介護やひとり親家庭の親の雇用の項目がない。県側はプライバシーにかかわる部分だから項目に入れづらいという。そうだろうか?長野県不均一課税項目には、条例で「ひとり親雇用」の事業税の減免措置がある。
 前回に議論すべき内容であっただけに、意見を言うにとどまり、とても残念であった。

サラシナショウマに蟻がいた。

働き方改革推進リーダー養成講座

 今年度の働き改革養成講座がスタートした。3回シリーズで、採用から退職までの各フェーズのポイントを解説してもらう内藤である。
1回目は
1 採用時における留意点
2 給与・賞与・退職金に関する留意点
3 人事異動に関する留意点
についての説明があった。

 労働法が今の時代にフィットしていないという指摘に納得。行き過ぎた解雇権濫用法理、つまりなかなか解雇できないので採用意欲が減退してしまう。また行き過ぎた労働時間法制(残業代)について同じ仕事を時間内にやる人と残業する人では、残業代がもらえるならだらだらやったほうが得という考えもあり、生産性向上意欲の減退がでる。更には行き過ぎた不利益変更法理、つまり一度上げた賃金は下げられないということから賃上げ意欲の減退につながっている。結果、非正規労働者の増加につながっているという。

 人手不足で、どこも人材確保に苦慮していると思うが、使用期間においては求める人材を明確にして、行動面、能力面についてどんなことをしてもらいたいのかを具体的に列挙することが大切である。求める行動をしているかという着眼点で使用期間の様子を見ていく。

 あ~一つ一つ勉強になった。

ボタンヅル。秋になった。

おかげ会

 今年で7回目のおかげ会。諏訪湖新作花火をみんなで見ようと計画された。
 このおかげ会は、私が税理士会長野支部の支部長を担っていた時に、長野県内の他支部で同時に支部長を担った税理士の集まりである。1年に1度夫婦同伴で集まる旧支部長会なのだ。
 9支部あるから9人の税理士で構成されている。9年で一回りということになる。

 久しぶりにお会いしたかつての労苦を共にした仲間とは、別の機会に時々お会いすることがあっても、こうして一堂に会することができるので楽しみが増幅される。今では当時の苦労話は出なくなったが、とりとめのない話に花が咲き、また1年頑張れるぞ!という気持ちにさせてくれる。

 今回の幹事は諏訪支部の中沢先生。諏訪湖花火の観賞は桟敷席を用意しておいてくれた。名物の湖面に映る花火を堪能し、また花火師の1年かけて作った思いを各テーマとともに楽しんだ。
 降っていた雨も打ち上げ時にはすっかり止んで、夜空に素晴らしい作品が披露された。

 花火を楽しんだ後の2次会は楽しかったなあ~。

 次回は信濃中野支部の丸谷先生と一緒に幹事の予定。