| 
| ← | 2025年10月 | → |  
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |  
|  |  |  | 1 | 2 | 3 | 4 |  
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |  
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |  
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |  
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |  |  | 
 
 
 
 
 | 
 
 | 夜半から降り出した雨が、すごい勢いだ。 4日目の予定は、温泉沢を登って水晶岳をピストン。その後赤牛岳を経由して読売新道を下る予定だった。
 温泉沢は熟練者コース。赤牛岳は、北アルプス北部の最奥にある山。読売新道はエスケープルートがない長いコース。ということで楽しみにしていたが、温泉沢は増水で通行止めになってしまった。
 勿論、昨日通ってきた大東新道も通行止めである。
 
 ルート変更をせざるを得ない。
 岩苔尾根をワリモ北分岐まで登りあげ、水晶小屋から真砂岳を経由して竹村新道を下ることにした。
 
 竹村新道は南真砂岳、湯俣岳、日蔭森のピークを踏み、湯俣温泉までのこれまた長いコースでもある。ただ終点に温泉が待っていることは楽しみだ。
 
 高天ヶ原山荘を5:12に出発。登山道は雨で水が流れ歩きにくい。岩苔尾根に入ると、沢の中を歩き続ける様な状態だった。
 雲ノ平へ向かう登山者もこの岩苔尾根を登る。何パーティーかを追い越し先を急ぐ。
 
 途中尾根から外れたところに水晶池がある。せっかくだからと水晶池まで足を延ばした。
 他は誰も来ない。
 水晶池は、雨に打たれながらも静かな佇まいをしていた。晴れていれば、水面に水晶だけが写るのだろう。残念だ。
 
 8:11にワリモ北分岐に到着。
 稜線に出たら風が強い。水晶小屋までの約40分が辛かった。汗で衣類が濡れ、強風に吹かれているものだから、低体温症になるかと思ったぐらい寒かった。
 
 水晶小屋で着替えをする。
 仲間が温かいミルクを注文して待っていてくれた。体が温まってくるのが分かる。元気も出てくる。この一杯のミルクが、体の中から力となって溢れてきた。
 
 意を決して先を急ぐ。小屋を出てから天候が回復し出し、周辺の山々が確認できるようになる。気持ちにも余裕が出てきている。
 五郎池が、左手下の方に見えた。咲いている花々にも気持ちが向いてきた。
 雨は完全に止んだ。
 
 真砂岳手前の分岐から竹村新道に入る。崩壊地を少し巻いたところで、真砂岳の山頂に向かった。知らないとこのままピークを踏まずに通り過ぎてしまうところである。
 ほんの10分ぐらいで真砂岳の山頂に立った。山頂には立派な標識が設置されていた。水晶小屋で買ってきたビールが美味しい。これだけはいつも忘れない。
 
 3人のパーティーは、真砂岳の山頂を外して竹村新道を下って行った。勿体ない。
 
 南真砂岳もピークはルートから外れている。これまた知らないとそのまま通り過ぎてしまう。しっかり南真砂岳のピークも踏んできた。
 
 湯俣岳へは、急降下しまた登り返しがある。これが辛いが、湯俣岳からの眺望を楽しみに足を運んだ。槍ヶ岳の展望地となっているのである。
 14:50山頂に到着。先行者が1名休憩していた。
 しばらく待っていると、槍ヶ岳の全様が姿を現し、小槍、孫槍までよく見えた。そして北鎌尾根も。
 
 ここから約2時間後、湯俣温泉のテン場に到着。さっさとテントを設営して、温泉に入りに行った。
 その後のテン場での宴会は楽しかった。最後の夜の時間である。
 
 
 
 水晶池。静かなたたずまいをしていた。
 
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 雲の中に野口五郎岳。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 真砂岳が見えてきた。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 振り替えると、歩いてきた東沢乗越からの稜線が美しい。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 登山道のない硫黄岳の荒々しい山肌。ここにもいつか足を踏み入れてみたいものだ。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 真砂岳
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 真砂岳山頂。立派な標識があった。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 真砂岳山頂からの野口五郎岳。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 真砂岳山頂からの歩いてきた東沢乗越からの稜線。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 五郎池が下方に見える。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 南真砂岳。このピークを外すなんてもったいない。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 餓鬼岳(右)と唐沢岳(左)
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 燕岳の稜線
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 南真砂岳の山頂を示すプレート
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 硫黄岳が迫る。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 湯俣岳山頂からの北鎌尾根と槍ヶ岳
 
 
  | 
 05:24, Sunday, Aug 19, 2012 ¦ 固定リンク
 
 
 
 | 
 
 
 |