2月7日に大分マラソンがあり、一般とパラが一緒に走る大会が開催される。
　そのマラソン大会は、リオデジャネイロのパラリンピック出場の権利をを勝ち取る試合でもある。息子は唯一出場権を勝ち取っている選手だ。
　その模様をテレビで放送するが、そのことを「魚菜や」のおやじさんに伝えてほしいと、息子からの依頼があった。

　そんなことを理由（？）に、久しぶりに「魚菜や」を訪ねた。11月に息子と一緒に行って以来である。
　
　「魚菜や」はいつも賑やかで、そこにいるお客さんとすぐに仲良しになる。初めて来た人も常連さんも、みんな仲良くなって、みんなで盛り上がるのだ。
　おやじさんの存在だろう。
　店に顔を出した時に、親父さんはそこにいるお客さんみんなに息子のことを紹介してくれた。
　2月7日のテレビ放送のこともみんなにアナウンスしてくれた。そしたらみんなメモを取ってくれた。なんせアルコールが入っているからね。

　「魚菜や」は安らぐ場所だ。賑やかだけど、何かいつも心に響くものが残る場所だ。
　
　「魚菜や」の親父さんは言う。
　「息子はパラ出場決まっているんだよな。俺だったら借金してでもリオまで応援に行く。みんなだって絶対応援に行くよな。」
　何度もお客さんたちとエールを送ってくれた。
　嬉しかったなあ～。自分のことのようにみんな喜んでくれた。

　「魚菜や」のおやじさんは、仕事も大事だが何を優先するべきかをちゃんと心の目で見ている。もちろんそのためには、これから何をしていかなくてはならないかもわきまえている。
　私と同じように、この店に来るお客さんは、そんな心の琴線に触れるほっとした時間を求めてやってくるのかもしれない。
　勿論、酒も料理も旨い。

「魚菜や」のおやじさん

「魚菜や」のおやじさんがここにもいた

場所はここです