赤岩岳(アルパイン)

 両神山に西方面から続く尾根が赤岩尾根である。
 この尾根は、旺文社の地図には点線での上級者コースと表示され、何年か前に歩いた時には、ルーファイも必要で結構クライミング要素もあり楽しいルートであった。
 この赤岩尾根の核心部は2ヶ所。赤岩岳と1583峰である。
 赤岩岳はその基部の北側にルートが付けられ、1583峰は右に回り込んで壁を登るようになっている。ロープが設置されているのだ。

 今回は赤岩岳を直登してみようと思った。
 情報を収集しても2パーティーぐらいしか記録がない。ロープを使用してのアルパインクライミングになる。

 いい天気に恵まれ、ロープ仲間の師匠と出かけた。
 いざ出陣。
 赤岩峠までは予定通り1時間。峠からは一般道から分かれ、赤岩岳の基部につながる尾根を直に進む。
 すぐに1ピッチ目の取り付き点に到着。いよいよだ。出だしは多少ハングしており、A0なんていう記録もあったが、リードで簡単にのっ越すことが出来た。灌木で支点を取り、あっけなく1P終了。
 2P目は師匠がリード。藪が少々うるさいが、快適なクライミングが続く。時々一般登山者の声が聞こえるが姿は見えず。
 3P目は再びリードで核心部を抜けることが出来た。いくつか古い残置ピトンがあった。
 3Pの終了点からは、ロープを仕舞い、岩尾根を登って終了。途中カンテのところで手にかけた岩が大きく剥がれたときには冷や汗。半年前の滑落を思い出してしまった。

 赤岩岳の山頂でのビールタイムは、とてもいい時間だった。久しぶりのアルパインクライミングに笑いが止まらなかった。
 次回は1583峰の直登を!

 

二人静が咲いていた。
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気持ちのいい道が続く。
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約1時間で赤岩峠に到着。赤岩岳の取り付き点はここからすぐだ。
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赤岩岳の1Pの取り付き点。
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1Pのスタート。リードでお先に。
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師匠のビレイ姿は完ぺき。
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2Pのスタート地点。
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3Pをリード。一番面白いピッチであった。
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3P終了点からのオオナゲシ山。この山も面白いよ。
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3P終了後は、ロープを仕舞ってフリーで登っていく。
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快適です。
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ゴジラの背も見たほどでない。
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簡単です。
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赤岩岳山頂に到着。
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山頂からオオナゲシ山。
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一番奥に甲武信ヶ岳。
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赤岩峠からオオナゲシ方面に進み、途中からの赤岩岳。
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