濁俣川ガランノ沢鬼ヶ城

 せっかくの3連休なのに台風がやってくる。ここ信州では連休初日の16日は何とか天気がもつようだ。
 ならば久々に晴れマークのついている頸城の方へ行こうかと前夜急遽鬼ヶ城を目指すことにした。
 鬼ヶ城は火打山の東に位置し、素晴らしいゴルジュになっている。2014年5月の残雪期に鬼ヶ岳のピークから鬼ヶ城を見下ろした。

http://www.michiyo-office.gr.jp/blog/blog.cgi/permalink/20140526044052

 今回は、鬼ヶ城へ濁俣川を遡行して行ってみようという計画だ。

 風もなく時々太陽が顔を出す中での濁俣川への入渓は、矢代川に取り付けられた巡視路を利用して約2.5時間。ここまでは以前に歩いたことがあるので気は楽であった。
 入渓である。
 川の名の通り水が濁っている。しかし汗だくで入渓地点まで来たものだから、水が気持ちいいい。特に大きな滝もなく、思っていたより簡単に先に進むことができた。

 右岸から入る南又沢を過ぎてガランノ沢を進む。
 やがて二俣が現れこれは右俣へ。すると川のど真ん中に大岩が鎮座していた。そこを乗越しどんどん進む。大きく左へ回り込んだところで鬼ヶ城が現れた。
 感動!
 下から見上げる鬼ヶ城は、素晴らしいゴルジュになっていて雪渓で埋まっていた。源頭でもある。2014年に見た時とはまた違った顔である。そして本当に鬼が住んでいるような・・・。

 誰にも会わない沢を楽しんだ1日であった。

 

2017年9月16日 ルート図
濁又川鬼ヶ城 (2)

 

右に容雅山、左に黒菱山とその奥に火打山
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フジバカマ
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ツリフネソウ
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アケボノソウ
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リュウキンカ
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メタカラソウ
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濁俣川入渓地点。
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まずは正面に見える1382mのピークを目指して遡行して行く。
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緩やかな流れではあるが水量は多い。
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南俣川を見送ってガランノ沢に入った。
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ガランノ沢の二俣。ここは右俣へ進むのだ。
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ど真ん中に大岩。
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見えてきた!正面奥の壁が鬼ヶ城の入り口。
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沢を左に巻き込んで遡行して行くと・・・。
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出現した鬼ヶ城!
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沢は雪渓で埋まっている。
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ダイモンジソウ
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ウメバチソウ
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