東太郎山~大峯山

 すっきりしない天気予報だけれど、じっとはしていられない。どこにしようかと迷った挙句、20年ほど前に登った東太郎山から、まだ未登頂の大峯山を歩くことにした。
 なるべく人が入らないルートを読図と地形を照らし合わせ、少しはGPSにお世話になりながら、思っていたよりも充実した山登りとなった。

 入横尾から中部電力の鉄塔を目指して林道終点まで車で入る。そこから稜線を目指し約30分。ここまでは送電線の巡視路を利用した。
 稜線には立派な踏み跡ができていた。
 最初に目指す東太郎山とその左には烏帽子岳が見える。基本、稜線から尾根伝いに東太郎山までのトレースがあった。
 東太郎山は、当時小学生の息子と太郎山から縦走している。山頂では当時のことが思い出されてちょっと嬉しかった。

 いつもの山歩きに比べると断然楽。楽すぎてちょっと物足りないから、東太郎山山頂から大峯山までは読図をしながら目指すことにした。
 地図で確認しながら急斜面を下っていく。
 下りは早い。
 小さな沢を跨ぎ、今度は鉄塔を目指して斜面を登り上げる。実に楽しい。鉄塔の立っている尾根を乗越しまた下る。地図にもある林道を少し歩き、大峯山に続く稜線上の鞍部を目指し急斜面を登り詰めた。稜線上に立つ。ここからは大峯山まで20分ぐらい。

 大峯山の山頂からは東信の山々を久しぶりに眺めることができたのも嬉しい。
 下山途中に出会ったダンコウバイの花に、山も春が来ていることを感じた。まもなく残雪期も終わる・・・のか。

 

2019年4月7日 ルート図

 

稜線からの東太郎山とその左に烏帽子岳

 

東太郎山への途中に馬頭観音があった。

 

東太郎山山頂

 

ここから急斜面をいっきに下った。

 

小さな沢を跨いで左岸の斜面に取り付く。ここも急斜面。

 

鉄塔の立っている尾根に出た。四阿山と根子岳。

 

少し林道を歩き、稜線上のあの鞍部を目指して登りあげるのだ。稜線に出てしまえば20分ぐらいで大峯山。

 

大峯山山頂

 

山頂から太郎山

 

虚空蔵山

 

中央に子檀嶺岳

 

独鈷山

 

東太郎山

 

下山途中に出会ったダンコウバイ。