2021年が明けた。長野は大雪らしいが羽田は素晴らしい天気だ。早めに保安検査場を通過して、いつも通りラウンジでゆっくりと時間を過ごす。
国際線と違って、国内線ラウンジには食事がない。それでもいい気分で搭乗時間を待つ。
福岡経由で五島福江島へ。福岡からはプロペラ機で約1時間で到着した。
福江島ではレンターカーが必要。予約しておいたレンターカー会社が空港まで迎えに来てくれた。
まずは福江島中心地を歩き回った。
常灯鼻。石田城を築く際に北東からの波を防ぐために造った。当時は灯台でもあったらしい。
1540年に明(みん)の貿易商がこの地にやってきて居住するようになった。彼らが航海の安全を願って建立したのが明人堂(みんじんどう)。この周辺は唐人町といわれている。
六角井戸。唐人町に住む中国人の井戸。井戸枠が六角形の板石で囲んでいる。
最初にキリスト教が伝えられた1660年代。以後豊臣秀吉のバテレン追放令と徳川時代のキリシタン弾圧の時代を経て、1869年に久賀島から信仰の自由を求めてこの地にキリシタンがやってきた。福江教会は1962年に建立された。
武家屋敷通り。
五島藩士や豪族が住んでいた地域で、溶岩塊を積んだ石組の上にこぼれ石という丸井氏が積まれている塀が連なっている。門は薬医門と呼ばれる門構えであり、門の奥には民家がある。