飯森山~大日岩~トッコ岩~鷹見岩

 奥秩父の山を集中的に攻めていて、2000m以上の山である飯森山と鷹見岩のピークを踏んでいないのが気になっていた。登山道はないが、地図で確認すると簡単に行けそうな気がする。鷹見岩はルートあり。ならば飯森山のピークを踏んでから、大日岩とトッコ岩のピークに立って鷹見岩経由で下山したら充実した1日になるだろう。
 梅雨の最中だから、雨に合わないだけで良しとしよう。ということで早立ち早着を計画した。
 瑞垣山荘からスタート。富士見平小屋から一般道を離れ飯森山に続く尾根に直接取り付く。藪がなく快適に登って行ける。途中岩稜がせり出しており、鷹見岩がよく見えた。テンション上がるわ!
 飯森山の山頂へは、スタートしてから2時間弱で到着した。順調。眺望はない。いつもの儀式をして、大日小屋を目指し適当に尾根を下っていく。やがて一般道にぶつかり大日小屋を経由して大日岩に到着した。
 目前にド~ンと立ちはだかる大日岩に圧倒されそう。フリーでピークに立てるらしい。大日岩から八丁平へ続くルートを途中まで利用して、大日岩のピークに向けてガンガン登って行く。フリクションはいい。クライミングシューズに履き替え、最後のピークに取り付く。ここが核心部。大日岩のピークに立てた時は嬉しかった。残念なことにガスっていて周辺の山が見えなかった。
 大日岩からトッコ7岩を目指す。一般道から外れて稜線にのる。激藪。この激藪を抜けたら西側に開けたところがあり、そこに飛び出したらトッコ岩であった。思わず声が出る。ガスが切れて、北に今登ってきた大日岩が大きな姿を現してくれた。南東には金峰山と砂払いの頭。素晴らしい眺望がガスの合間に堪能できた。
 今日の最終目的の鷹見岩に向かう。
 適当に大日岩を目指し下ると一般道に出た。ここから鷹見岩までは藪漕ぎもなく一般道を進めばよい。鷹見岩頂上直下に鎖がついており、この鎖がなければ登るのにちょっと苦労するだろう。
 鷹見岩での眺望も素晴らしかった。飯森山が大きく見え、その左奥には瑞牆山、右には小川山がよく見えた。東には大日岩とトッコ岩。最後に鷹見岩でよかった。ピークに立った山がすべて確認できたのだから。
 雨が来る前に駐車場所へ戻ることができた。今日も満足でした。

 

2021年6月26日 ルート図

 

一般道を登って行くと1720m付近で突然現れた瑞牆山。

 

富士見平に約50分で到着した。富士見平には、マムシソウがたくさん咲いていた。

 

富士見平小屋の裏から、飯森山を目指して直に尾根に取り付く。そしたらひっそりと咲いていたササバギンラン。

 

快適に高度を稼ぎ、スタートしてから2時間弱で飯森山の山頂。いつもの儀式。眺望はない。

 

飯森山の空。

 

飯森山から大日小屋を目指して適当に尾根を下っていくとシャクナゲの激藪。

 

一般道に出たら、マイヅルソウがたくさん咲いていた。

 

大日岩の南西側の基部。ここから八丁平方面に進み、大日岩の南基部から取り付くのだ。

 

大日岩の南西部の基部に咲いていたコイワカガミ。

 

大日岩の南側の基部に到着。大日岩のピークがよく見える。

 

振り返ればトッコ岩。

 

大日岩のピークに立った。クライミングシューズがなかったらダメだったかも。

 

トッコ岩を目指して激藪の中を進む。

 

西側の開けた場所に行ったら現れたトッコ岩。

 

トッコ岩の基部に回り込んだ。

 

いつもの儀式。

 

トッコ岩のピークから大日岩。素晴らしい。あのピークに立っていたのだ。

 

トッコ岩から。

 

トッコ岩から、右が飯森山、左が鷹見岩。

 

トッコ岩からこれから向かう鷹見岩。

 

トッコ岩から。

 

鷹見岩山頂。点名・鷹見。

 

鷹見岩山頂から、左が大日岩、右はトッコ岩。素晴らしい。

 

飯森山とその左には瑞牆山、右に小川山。