あこう平~金峰山~鉄山~朝日岳~大弛峠

 今年2回目の金峰山。前回はヨバリ沢を遡行して金峰山に立ったが、今回はあこう平から金峰山に登ってみた。このコースは登山道がついているから気が楽だ。このコースで金峰山に登る人は少なく、静かな山歩きができた。途中3人パーティーを追い越しただけで、山頂まで誰にも会うことがなかった。

 まず荒川の渡渉が出てくる。前日までの大雨により水量が多く、裸足になっての渡渉となった。荒川を渡渉すると御室川沿いに登って行く。もう少し明るい沢ならば、の遡行も面白いかもしれない。地図上の南御室小屋は朽ちていた。かつては賑わったのかもしれないが、これだけ交通機関が発達した現在においては、この小屋の存在価値はないかも・・・ね。

 鎖のついた一枚岩を登り上げると鶏冠岩。天気が良く鶏冠岩のピークに立って見た。快適!遠くに片手岩と五丈岩が青空のもとよく見える。気分いいわ。

 大した苦労もなく片手岩経由で金峰山山頂に到着した。雲海から飛び出した富士山。南アルプスもよく見えた。瑞牆山も近い。登山者が多いので、休むことなく鉄山を目指すことにした。登山道から外れているので、注意していないと登り口を通り越してしまう。多分この辺りだろうと見当をつけて樹林の中に入り込んだ。誰もいないし誰も来なかった。鉄山の山頂は木々に囲まれて眺望はなし。しかし今まで取りこぼしていたピークに立てて嬉しかった。

 一般道に戻るとたちまち大勢の登山者とすれ違う。朝日岳を経由して大弛峠まで約1時間で到着した。もう少し時間があれば北奥千丈岳と奥千丈岳へ足を延ばしたかった。日が短いのでちょっと無理か。残念だったが、大弛峠からあこう平まで車道を下り、本日の山歩きは終了した。

2022年9月25日 ルート図

荒川を裸足で渡渉した。

朽ちた南御室小屋。

金鶏岩のピークから手前に片手岩、その左奥に五丈岩。

片手岩の基部に到着。フムフム。

このような奇岩も出てきた。

五丈岩が近づいた。

振り返ると南アルプス。中央が北岳で右の方に塩見岳が見える。

久々に出合った富士山。

南面からの五丈岩

素晴らしい眺望が広がっている。

鉄山の山頂でいつもの儀式。

一般道に戻って朝日岳の山頂三登山者が多い。