神楽ヶ峰~苗場山

 女子会での登山を楽しむのも大いに結構。気心知れた3人組。初登山だがどの山にしようか・・・?

 私が選択したのは神楽ヶ峰経由の苗場山。苗場山は登頂済みだったが、神楽ヶ峰は未登頂。ならばかぐらスキー場からのルートどりをすれば神楽ヶ峰のピークも踏める。ということは、南川金一氏の著書「山頂渉猟」の2000m以上の山のリストに登頂日が記入できる!というわけだ。

 女子会3人組は息の合ったパーティ。ワイワイしながら駐車場所からスタートした。紅葉を楽しむためにゆっくり登山。ならばリフトを利用して1600mあたりまで登ってしまおう。

 リフトを降りたら、そこは素晴らしい紅葉のパラダイス。道も整備されていてルンルン気分で登って行った。下ノ芝を過ぎて中ノ芝。きれいに青空が広がり紅葉とのコントラストが素晴らしい。心が洗われるんだわ。東には平標山から谷川岳までよく見えた。その後ろにはうっすらと赤城山。かつて自分が歩いた山が確認できるのが嬉しい。

 ゆっくりと進んで神楽ヶ峰に到着した。標高2030m。探しあてた三角点は大きな平石だった。点名・棒沢山。風もなく気持ちがいい。しばしおしゃべりの時間。Kさんのリュックから出てきたチョコがおいしい。

 神楽ヶ峰の先に股すり岩というのがあった。この岩を下って先を見ると、頂上直下の急登りがあるではないか。KさんもTさんも気持ちが引けたかもしれない。でもTさんが言っていたけれど、「人間で素晴らしいんだ。人間の足でしか登れないところを登って行くのだから。」と。私もそう思っている。ガスが晴れてキレイな苗場山の姿が出現した。

 下をのぞき込むと笹の草滑り。吸い込まれそうだが気持ちもよさそう(?)。地図で確認するとお花畑沢というらしい。雲尾坂の急登をKさんはすたすたと足取り軽く山頂を目指していった。

 山頂は広い湿原で、木道が整備されている。あちらこちらに池塘があり、花の時季にはたくさんの花に出合えるだろう。今はイワショウブの花の名残があるぐらい。

 山頂の標識の前で女子会の記念撮影。ガスったりガスが切れたり、ゆっくり時間が流れる中で幻想的な世界でのランチタイムも最高だった。女子会ではおしゃべりが絶えないのです。

2022年10月15日 ルート図

リフトを降りたら歩きやすい道が続いていた。前を行くKさんとTさん。

紅葉がちょうどいい。

ヤマハハコ

イワショウブの実

足取り軽く木道を進んで行く。素晴らしい紅葉だわ。

谷川岳方面

秋の雲。文様が楽しい。

中ノ芝で上を見上げると素晴らしい眺望。この時が一番の青空だった。

神楽ヶ峰に到着。8合目だって。

探し当てた三角点。大きいわ。点名・棒沢山。

下に見えるのはカッサ湖とカッサダム。その奥は谷川連峰。

苗場山の姿が見えだした。

投目に登山道が見える。頂上直下の登りが楽しそう。

山頂標識と三角点。点名・苗場山。

輝く女子会メンバー。

山頂にたくさんある池塘。

ちょっと先にあるケルンまで来てみた。

楽しいランチタイムは終了。木道を使って下山開始です。