京都祇園祭

 京都へ日帰り治療。京都に来て気が付いたのだが、今月7月は祇園祭。山鉾がたくさん出ているので、治療の帰りに、今回は祇園祭を楽しむことにした。10年ぐらい前に仲良しグループで来ている。その時には、みんな配偶者同伴だった。有料席に座って山鉾の巡行を楽しんだ。そんなときのことを思い出しながら、あちらこちらに飾ってある山鉾を見て回った。

まず新町通へ。すると遠くに見えてきた南観音山(疫病除け)。

「あばれ観音」の異名を持つ優雅な山。

「下り観音」とも言われている。「本尊の楊柳観音像は、悠然と瞑想する鎌倉時代の座像。諸病を防ぐといわれて巡行には柳の大枝を差し、山の四隅には菊竹梅蘭の木彫薬玉をつける。」と解説書にあった。それでよく見てみると、なるほどね。

一般の民家が開放していた。

北に進んでいくと、北観音山が見えだす。

「上り観音」とも言われている。ペルシャ絨毯やトルキスタン絨毯が利用されていた豪華だわ。

さらに北には八幡山(夜泣き封じ)。町内に祀られている八幡宮を山の上に勧請したもので、常には町会所の庭にお宮を祀っているとのこと。

地元の人なのか観光客なのか、何人かの人が上がっていた。

室町通りに入った。一番北にあったのは「役行者山」で交通安全を祭っている。

巡行の際には、正面の洞に役行者が帽子・掛絡・経巻・錫杖を持って座し、葛城神は女体で手に台つきの輪宝を持ち、一言主神は鬼形で赤熊をかぶり手に斧を持つそうだ。

南下すると「黒主山」で盗み除け。

謡曲「志賀」にちなみ大伴黒主が桜の花をあおぎながめている姿をあらわしているそうだ。

大伴黒主 が祭られていた。

さらに南下。お次は「鯛山」で出世開運。

山の上に大きな鯉が跳躍しており、龍門の滝をのぼる鯉の奔放な勇姿をあらわすそうだけど、今準備中。

途中だけれど帰りの時間が近づいてきたので、ここでお終い。京都駅に行ったら、山鉾の模型が展示されていた。

各山鉾の説明も。

京都駅ビルの最上階には広場がある。階段を上るかエスカレーターで上がるか。もちろん階段を登ったけどね。上からの眺望。こんな感じです。

最上階の天空の広場。

京都タワーも見える。