一番わかりやすいと思っていた知恵窟。2回行って見つけることができなかった。それでは3回目のリベンジ。3回目はもう一度1504mの標高点のある尾根を目指し、その標高点の西側を確認してみることにした。
2023年9月9日 ルート図
おなじみの駐車場からスタート。遊歩道を利用して1504m標高点のある尾根に取り付く。
遊歩道に咲いていたシラヒゲソウ。
サラシナショウマ
笹藪を漕いでいく。これで3回目だからルートもわかっていて気は楽だ。
目指す第1の岩壁が現れた。
2回目の時に、この岩壁の隅から隅まで調べたが窟はなかった。1回目の時と同じように、この岩壁の右肩をよじ登る。
一段上の棚に上がり、さらにもう一段上がった。ここも1回目と同じ。その棚から西側に回り込んだ。かなり際どいところもある。先の方にも岩壁が見えたので進んでみた。
そうしたら現れた窟。でもこれは知恵窟じゃあないわ。無名窟。
無名窟の岩壁上方。
この無名窟をさらに進んでみた。かなり奥まで行ってみたが、窟らしきものは見当たらなかった。 仕方ない。今日はここまでか。
無名窟に戻った。
ちょっとがっかりしながら、せっかく来たからと、第1回目に行った窟まで行ってみた。ここから先は進めない。
引き返す途中に咲いていたクロトウヒレン。
小さな窟。
アケボノソウ。初めて見たわ。
3回目のリベンジもだめだった。前日に偶然、戸隠33窟について詳しい人のことを知った。戸隠で竹細工店をやっているAさんだ。思い切ってそのAさんに話を聞いてみようと、帰路途中でその店に寄ってみた。戸隠33窟についていろいろレクチャーをしてくれたが、残念なことに、Aさんも知恵窟にはまだ行っていないそうだ。
限られた情報から知恵窟は簡単に行けると思っていたが、なかなか難しい。藪漕ぎは何でもないが、窟の場所が特定できないのが苦しい。今度は、残雪期に般若窟方面から歩いてみようかと思う。今の季節では歩けない場所に窟があるのかもしれないから。
いつかは必ず、この知恵窟に出合いたいものだ。