経団連との懇談会

 経団連との懇談会に出席した。テーマは「環境」である。経団連環境エネルギー本部・本部長長谷川雅巳氏から、「GX、CE等に関する経団連の取り組み」のお話を聞いて、その後参加者との懇談に入った。

 参加者は長野県経営者協会に所属する一部の企業である。

 取り組みの話の中で、2050年CNに向けた「7つの道筋」というのがあった。現在1次エネルギー供給量は、原子力3%、再エネ12%、化石燃料85%となっている。これを2050年CNにむけてどのように行動していくかの道筋が興味深い。

(1) ゼロエミッション電源の確保

(2) 電化の推進

(3) 次世代電力ネットワークの実現

(4) 熱源へのカーボンフリー水素、アンモニア、合成メタンの導入

(5) 生産プロセスの変革、革新的製品・サービスの開発・普及

(6) 材料におけるカーボンリサイクル、ケミカルリサイクルの推進

(7) ネガティブミッション(森林吸収源対策等)

 項目を挙げれば上記の通りだが、すでに日本企業も革新的な技術のイノベーションが始まっている。地方の中小企業はどうしていったらよいか。少なくとも現在の日本の環境に伴う経済の動向がどうあるのかを伝えていく必要があると私は思っている。

 大きな世界でのモノの見方に触れ、大変勉強になった1日であった。

 懇談会の後の昼食会では、ランチを楽しみながら、長野県の水素ステーション、水素自動車についての取り組みで話が盛り上がった。