長野県・静岡県・山梨県経営者協会情報交換会

 毎年開催される「長野県・静岡県・山梨県経営者協会情報交換会」が4年ぶりに山梨で開催された。この情報交換会には、開催地の知事の講演会がある。

 ということで山梨県知事の長崎孝太郎氏の講演を聴いた。演題は「未来へ進化する『やまなし』」。

 山梨県の目指すべき姿は「県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」であり、取組の方向性として①ふるさとの強靭化 ②「開の国」づくりを挙げていた。

 印象に残ったのは、ふるさと強靭化の中の生活基盤の強靭化で、介護待機者ゼロ社会実現を目指していて、現在山梨県では1800人の在宅介護者がいるとのこと。在宅介護者がいると働けないという悩み。そこで特別老人ホーム増床や介護事業への支援を行っている。

 また「開の国」づくりでは「共生社会の実現」を目指している。山梨県も少子化問題が深刻化しており、「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ」を取り入れた。この「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ」については労働産業部からの説明もあり、非常に興味深かった。

 その後各県からの現状の説明があり、共通していた事項は人口減少・少子化対策問題であった。

 各県の産業と経済情勢等の報告も、それぞれ地域性があって勉強になった。長野県においては、長野県ゼロカーボン戦略も発表し、具体的な取り組み事例も説明した。

 その後の懇親会では、各テーブルごとにご当地自慢などさらに話題が盛り上がり、次期開催地の長野県代表として最後にご挨拶を私がさせてもらった。

 今回の情報交換会のスタートは、リニアモーターカーの試乗で、時速500キロの体験をすると共に、今後の見通しなどの説明を受けたことである。

  その後の懇親会では、各テーブルごとにご当地自慢などさらに話題が盛り上がり、次期開催地の長野県代表として最後にご挨拶を私がさせてもらった。 そのご挨拶の中で「今回のリニアモーターカー試乗を上回るものをご用意して長野県でお待ちしております。」の一言は、非常に受けました。