長野県経営者協会と中部経済連合会との懇談会

 今回で2回目の中部経済連合会との懇談会が開催された。1年ぶりにお会いする中経連の水野会長であるが、一方的にWebなどでお会いしているので空白期間を感じることがなかった。

 中経連は中部圏における広域的な総合経済団体で、社会経済等に関する諸問題についての調査研究を行い、積極的な提言や活動に取り組んでいる。

 まず水野会長からのご挨拶をいただき、次に碓井会長からのご挨拶と続いた。

 水野会長は中経連の役割として3つの事項を上げていた。

 1 地域と意見交換しながら政策等に対し提言する。

 2 各地域でお互いに参考になるものがないかの意見交換をすいていく。

 3 各地域の連携により活動の高まりを期待する。

 碓井会長は、長野県に集う者が心地よい県になるように努めている。地元をよくしていきたい、地元地元に貢献し、長野県の企業が世界に羽ばたくようになるといい、とおっしゃっていた。

 中経連の事業活動と経協の事業活動の説明の後自由懇談を行った。

 「松本高山Big Bridge」構想の話が出て、以前にユーチューブで見ていた私は、その件について触れさせてもらった。観光地は各拠点のことだけを考えがちだが、県境を越えた面の広がり、すなわち広域でできることの構想を実現できるといいと思っている。

 また中経連は、2024年度税制改正である賃上税制についても提言している。企業分類の「中堅企業」も経産省と一緒に決定したとのこと。経産省からの相談もあったらしい。しかし賃上税制も各種補助金も使いづらいのが現状だ。その点を国に伝えていってもらいたいと思う。

 国際経済交流の活発化等の分野では、外国人留学生域内就職率向上を目的に外国人留学生と企業の相互理解を促進した活動も行っている。長野県においても、このような活動を促進したらいいと思った。実際に、長野県で就職したかった留学生が、県内企業では不採用になり愛知県に就職した留学生もいる。人口減少、人材不足解消にもつながる。

 今回もいい刺激を受けた。中経連の活動を参考に、自分がさらにできることは何か・・・活動を広げていきたい。