おかげ会

 今年で7回目のおかげ会。諏訪湖新作花火をみんなで見ようと計画された。
 このおかげ会は、私が税理士会長野支部の支部長を担っていた時に、長野県内の他支部で同時に支部長を担った税理士の集まりである。1年に1度夫婦同伴で集まる旧支部長会なのだ。
 9支部あるから9人の税理士で構成されている。9年で一回りということになる。

 久しぶりにお会いしたかつての労苦を共にした仲間とは、別の機会に時々お会いすることがあっても、こうして一堂に会することができるので楽しみが増幅される。今では当時の苦労話は出なくなったが、とりとめのない話に花が咲き、また1年頑張れるぞ!という気持ちにさせてくれる。

 今回の幹事は諏訪支部の中沢先生。諏訪湖花火の観賞は桟敷席を用意しておいてくれた。名物の湖面に映る花火を堪能し、また花火師の1年かけて作った思いを各テーマとともに楽しんだ。
 降っていた雨も打ち上げ時にはすっかり止んで、夜空に素晴らしい作品が披露された。

 花火を楽しんだ後の2次会は楽しかったなあ~。

 次回は信濃中野支部の丸谷先生と一緒に幹事の予定。

戸籍のお話

 戸籍に関しての研修会があった。面白かったことは、この名に用いる文字のことだ。
 戸籍法50条には、
1 この名には、常用平易な文字を用いら寝ければならない。
2 常用平易な文字の範囲は法務省令でこれを定める。
 とある。
 つまり法務省令で定められた文字であるならば、この名前は認められるということで、その名の読み方は問われていない(?)ということ。

問題
子どもの名前として次の名前で出生届がありました。読み方は?(「大阪戸籍だより」98号より)

ア 騎士
イ 響
ウ 跳躍
エ 海

回答
ア ナイト
イ リズム
ウ ジャンプ
エ マリン

経済講話

 「最近の金融経済情勢」という演題で、日本銀行松本支店の支店長和田健治氏の経済講話があった。
 日本経済と中国経済に分けてそれぞれの特徴や現況、これからの展望についての内容であった。日系企業にとっての中国経済の重要性は、私にとって意外な実態が含まれており、特に中国の投資収益率は北米や欧州をはるかに超えている業種が多いことには驚かされた。

日本の今後の景況を見ていく上での留意点として和田氏が挙げた事項。
1.「3つの不足」への対応。人で不足、設備不足、部品不足
2.海外経済の下振れリスク。米国の利上げが新興国経済に及ぼす影響、貿易摩擦が企業行動に及ぼす影響
3.消費税引き上げのインパクト
4.東京オリンピック関連需要の減衰。民間投資、純輸出が補完するか?
5.賃金と物価の持続的上昇の可能性

3つのK

 長野県教育委員会で、高校教諭と懇談する機会があった。その中で英語教諭のT先生の一言が非常に印象的であった。
 「教育現場に携わる者にとって必要な3つのK。それは体・健康・心。」
 
 一人一人の生徒と向き合っていくには、先生にとって多くのことが要求される。先生も心のバランスが必要だし社会性が身についていなくてはならない。
 私が尊敬するS校長の教育理念は「教育とは今日行くこと」。何か生徒にあった時に、生徒の様子がいつもと違うなと感じた時に、ほったらかしにせずにすぐに生徒と向き合うことが大切だと、よくおっしゃっていた。それだけに3つのKは実感として私の中に入り込んできた。
 大学受験のための知識を教え込む以上に大切なことがあるということを・・。「考える力」は本人と先生が一体となって築いていくものだ。

夕暮れ

健康経営

 連合長野と長野県経営者協会の労使懇談会において、「健康経営」に関する講演会があった。
 「健康経営」って何度ろうと思って、事前にネットで検索したら、お~ビックリした。長野県総合5か年計画の政策推進基本方針に基づいて、「健康経営」に取り組む県内企業を応援しているらしい。そして「健康経営有料法人」に認定(経済産業省)された場合には、中小企業振興資金の「しあわせ信州創造枠」の対象になり、優遇金利が適用されるとのことだった。
 そんな事前情報をもって講演会に参加したが、それ以上の中身の濃い「健康経営」を推進していることが分かった。

 講師は松本大学副学長の等々力賢治氏。演題は「超高齢社会における健康経営と健康づくりの必要性」。
 今企業に求められている「健康経営」と従業員の健康づくり。従業員が健康に生き生きと働くことが企業経営に活力をもたらし、生産性向上などに結び付いていくという観点から、松本大学の提案する運動促進プログラム「タグフィットネス」が紹介された。非常に興味深い。

 事務所においても取り入れたい感が高まった。
 まずは自己管理ということで、活動量計を手に入れてしまった。フフフ。数値化した健康管理をやってみる。

チョウジゃギク

労使懇談会

 連合長野と長野県経営者協での懇談会が開催された。「生産性の向上」という点で連合長野からの問題提起があり、各経営者が自分の企業の取り組みについて発表した。

 事務所の場合は製造業と違って生産性をどう管理するのか数値化が難しい。しかしここ1年半かけて取り組んできた「働き方改革」においては、顕著な効果が表れていることは事実である。
 時間管理を徹底した。特に残業時間については、事前届出許可制にしたら約3分の1に残業時間が減った。仕事量は変わらない。場合によっては増えているかもしれない。しかし仕事をきちんとこなしているのだ。残業手当は生活給になっているので、残業手当代が減少した分賞与に上乗せした。
 事務所の職員は時間管理について不満もあるだろうが、経営者側としてはブレずに行ってきた結果が数値として現れ、私は嬉しかった。少しずつ職員の意識も変わってきてると感じている。同じ仕事をしても残業が少なくなり、しかし同じだけの給料が支給され、自分の時間を確保できるようになったことへの目覚め。
 企業それぞれの取り組みがあるだろうが、思い切って事務所の働き方を見直ししてよかったと思っている。

 懇談会の後の懇親会は、ずいぶんと盛り上がりました。当然だけれど・・・ね。

ヨツバヒヨドリ

無料相談日と相続

 夏季休暇の最終日は予約制の無料相談日であった。
 最近は、相続発生前の分割に関しての相談が多い。どう節税するかよりもどう分けたらいいか・・・なのだ。最終的には相続人で話し合ってもらわないと困るが、こうした相談には2次相続も考慮したシミュレーションをすることにしている。

 また遺言書を書きたいという相談もある。
 遺言書があると相続人たちはもめないと思っているところがあるが、実際は遺留分でモメモメになることが多いのだ。当事者同士の話し合いがつかず、調停になるケースも多い。

 今まで多くの相続案件を処理してきた。それは被相続人の人生のフィナーレを見つめながら、最後の仕上げをお手伝いしているのだ。

 無料相談が終了した後は、今手掛けているTさんの相続人が事務所に来所した。そこでもTさんの生前の話が出て、生前のTさんにはお会いしたことはないが、Tさんとは旧知の仲を思わせるような思いになった。
 相続の仕事は、税金を計算するだけではない。この世では絶対に会うことができないが、その人の人生の一部に触れることでもあるのだ。こうして多くの人と関わってきている。

夏季休暇

 夏季休暇の後半は仕事をしてしまった。
 天気の予報が変わって、あまり良くなかったこともあり、行き場のない(?)私は事務所で過ごした。目の前に相続の仕事が山積みになっているからちょうどいい。誰もいない事務所での仕事はかなりはかどった。

 今日は出勤日である。暦通り。
 午後はみんなでWEB研修。そしてまた2日間休みになる。
 ちなみに19日の日曜日は予約性の無料相談日で、相談者と面談する日だ。無料相談終了後には、今手掛けている相続の相続人が事務所にきてもらうことになっている。結構、土日に打ち合わせをお願いしたいという相続人が多いんだなあ~。

休暇中に遡行した東又谷のリョウブの花は、まだツボミだった。

法人税申告書の閲覧

 平成14年ごろにみなし解散が行われてしまったA法人。それからずっとA法人が自主申告で別表20(1)を提出していた。
 A法人から清算結了の申告手続きをしてほしいとの依頼があった。依頼があったのはいいが、A法人には提出された申告書の控えが残されていなかった。決算書もないとのこと。
 さ~どうする?
 税務署で閲覧するしか方法がないのだ。関係部署は管理運営部門。
 閲覧を申し込むにも大変であった。まず対象法人の委任状。委任状には代表清算人の名が記載されるが、代表清算人の実印を押印して、1ヶ月以内に発行された印鑑証明書を添付する。閲覧者は私となるので、私の税理士証票と運転免許証が必要である。
 これらの書類を用意して、あらかじめ予約した日に税務署に行く。そしてその場で閲覧申請書を作成してやっと閲覧となるのだ。
 コピーはしてもらえない。
 写真もダメ。
 つまりすべて手書きで移すようになるのだ。予納申告となっているから、税務署に保管されている解散後の申告書すべてを移記しなければならない。これは大変だった。
 更には解散が税法改正前なので、これまた清算結了の申告書が厄介・・・なのです。

 
チングルマを見つけた。

研修会

 今週の月曜日には、研修会で大宮まで行ってきた。熊王先生の「消費税」だ。「消費税」については、先月にも太田達也先生の講義を受けている。来年に向けて、ほぼ消費税軽減税率のことは把握できたかな・・・!

 今日は税理士会長野支部の会館で「民法改正」の研修会が2時間ほどある。債権を中心にした内容だ。

 研修会は疲れるし研修会後の内容整理も大変だが、新しい知識がどんどん増えていくのは嬉しい。

 9月には全国統一研修会が控えている。
 今年は長野県税理士会館でのウェブ研修も可能らしいが、この統一研修会は大事なイベントの一つとなっているので、私は大宮まで行く。
 仲良し税理士3人が集まって夜は懇親会をするのが恒例となっている。もうホテルも会場も予約済み。今年はもう一人税理士が参加し、個人的にとても仲良くしている本会の職員2人も参加してもらうのだ。
 その様子はまたご披露します。

リョウブの花の中を覗いたらこんな世界が広がっていた。山の中・・。