テヘラン最終日

1月6日(金)

 早朝にエスファハーンからテヘランに戻ってきた。7日の深夜2:50のフライトで帰国する予定。フランクフルト経由で羽田だ。
 空港へ行くまでの時間、再びラヘレさん夫妻とお会いすることができた。
 彼女の家に招待され、ラヘレさんの手作りのイラン料理をたくさんごちそうになった。イランに来て彼女の家族との交流もでき、イラン人に対するフレンドリーな気持ちもさらに深まった。

 イラン人は日本人が大好きだそうである。
 きっかけは日本のアニメで、みんな子ども時代に「ハイジ」「おしん」「キャプテン翼」を観て育ったそうだ。「おしん」は6回も再放送しているといっていた。
 
 ラヘレさんは、日本に留学して覚えた日本語を活かしたいと言っている。日本からの旅行者に対してのガイドをしていくそうだ。そのための名刺を預かって来た。
 
 イランは周辺を情勢不安な国に囲まれているので、みんな一緒くたに危険な国だと見られがちがだ、決してそんなことはなくとても平和でのどかな国だ。
 かつてアラビアが周辺諸国をみんなアラビア化しようとした時期があった。その影響で周辺諸国はアラビア語を採用しているが、イランだけは頑として古来からのペルシア語(インド・ヨーロッパ語族)を使い続けている。
 イランに行ってみてやはりそこでしか感じられない素晴らしさを心行くまで体験した。
 再びイランを訪問するときには、今度は緑が豊かだという北部地方を訪ねてみたい。また手を伸ばせば星々に触れそうだという砂漠地帯も経験してみたい。その時にはラヘレさんご夫妻も同行してくれるという。 
 その日が1日も早く来るように。

 

ラヘレさんがもてなしてくれた手作りのイラン料理
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テヘランで残された時間に連れて行ってもらった「自然の橋」。テヘラン北部が一望できる。
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ラヘレさんご夫妻には、本当によくしてもらった。今度お会いできるのはいつか・・・。お互いに元気で生活をしようと誓い合った。最後は涙の別れ。
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