御前ヶ遊窟

 新潟県阿賀町に大スラブがあることを知ったのは3年ほど前。御前ヶ遊窟という。いつか行ってみたいと思っていた。いよいよその時が来た。長野から登山口まで車で2.5時間。たいしたことないか!早朝に出発し、登山口に向かった。すでに4台の車が止まっていた。

 柴倉川鍬沢に沿ってつけられた登山道を行く。シジミ沢出会いで渡渉をして涸れたシジミ沢に沿って登っていく。やがて御前ヶ遊窟の岩峰が見えだした。
 血が騒ぐ(?)。行くしかない。
 スラブが濡れていて、グレードは高くなっていた。先行しパーティーは、みなハーネスにロープ。私はノーロープ。鎖やロープ設置されているところもあったが、何もないところの登攀は緊張した。妙義山系より難しく感じた。

 いくつかの遊窟を覗き、遊窟のピークへ。入山していたパーティーをすべて追い抜き、本日では一番乗りであった。眺望良く、天気よく、充実したビールタイムを楽しんだ。
 下山は井戸小屋山経由で。多少のルーファイは必要であったが、いつもの沢登よりずっと気が楽であった。

 この御前ヶ遊窟はお薦めです。

 

2017年10月8日 ルート図
御前ヶ遊窟

 

柴倉川鍬沢の渡渉地点。
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鍬沢に沿った道から鍬沢を見下ろす。沢の遡行でもよかったか・・・!
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鍬沢のきれいな淵。
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小滝もある。シジミ沢の渡渉地点。
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涸れたシジミ沢を登っていくと、見えました!御前ヶ遊窟の岩峰群。
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長く続くスラブで、追い越した先行パーティはロープを使用していた。
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御前ヶ遊窟が近づいてきた。
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こうしたスラブを快適に登攀。
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御前ヶ遊窟の一つ目。少し小さい。
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少し登ってまた遊窟があった。
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遊窟の前に咲いていた夏の名残り。
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遊窟の上はこのような岩峰が切り立っている。
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このスラブをノーロープで行かなければならない。
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最後は藪漕ぎで稜線に出た。姿を現した御前ヶ遊窟のピーク。
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御前ヶ遊窟のピークに到着した。スラブは緊張したが、いつもの沢よりずっと気が楽であった。
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紅葉がきれいだ。
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切り立ったところまで。ちょっと立ってみたくて。
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これから経由していく井戸小屋山。
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井戸小屋山山頂の三角点。標識はなかった。
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