高瀬川東沢

 高瀬川の支流に東沢がある。東沢を遡行すると東沢乗越に突き当たり、そこから中房温泉まで下ることができる。
 東沢の存在を知ったのは2~3年前で、高瀬川沿いを歩いているときに許可証を持って車に乗せてもらった時だった。その車の運転手は、「東沢に釣りに行く」という。また「東沢には一ノ沢と二ノ沢が流れ込んでいて、二ノ沢には大滝がある」ことを話してくれた。

 いつか東沢を遡行してみたいと思っていた時がやってきた。
 日程と天気の関係で、いよいよその時が来たのだ。もう行くしかない!

 七倉の駐車場所から朝一番のタクシーに乗って高瀬ダムまで行く。そこから東沢入渓地点まで約1.5時間。東沢の取水口から入渓した。
 入渓地点は一ノ沢の二俣でもある。一ノ沢は小さな流れであった。

 水量の多い東沢を遡行していく。
 2~3メートルの小滝がいつくもあり簡単に直登していける。何よりも水が澄んでいて気持ちがよかった。魚影は・・・?下流には一人釣り人が入っていた。
 やがて二ノ沢を分ける二俣。
 二ノ沢にかかる大滝は見事であった。ここの直登は難しいかもしれない。
 右俣の東沢を進む。やがて直登困難な滝が出現し、唯一高巻をした。左岸からはいくつもの滝が流れ込んでいる。その姿も美しい。
 振り返れば七倉岳や船窪岳の姿が。空は青いし、始まった紅葉にも酔いしれる。東沢乗越の稜線が見えたところで遡行は終了した。

 

2017年9月30日 ルート図
東沢

 

入渓地点
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入渓してすぐに出会う一ノ沢
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やがて二ノ沢との二俣に。東沢は右。
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二ノ沢の出会いにある大滝。お見事!
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東沢は水量が多いが小滝はほとんどが直登できる。
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この滝も直登。この先がどんどん面白くなっていく。
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ゴルジュをへつったり、唯一大滝は高巻いた。高巻いた大滝の落ち口。
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左岸から流れ込む小滝。美しい。
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振り返れば七倉岳と船窪岳。
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ミネウスユキソウ
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ノコンギク
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陽の光と紅葉
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東沢乗越の稜線が見え始めた。
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素晴らしい秋晴れ。
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トリカブト
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キオン
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ここで遡行は終了。
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