カークウォール

2019年5月1日

 カークウォールで過ごせる時間は今日限り。明日は早朝の飛行機でエジンバラへ移動する。
 昨日は、カークォールを起点として最北端まで行ったが、今日は南方面へバスで遠出だ。
 インフォメーションセンターでもらったバスのタイムテーブルを確認しながら乗車する。入り口で行き先を言って料金を支払うが、下車予定の場所になると声をかけてくれるというシステム。多分旅行者に限ってだと思うが・・・。

 路線バスではあるが、超スピードで飛ばしていく。約20分ぐらいで目的のイタリアン・チャペルの近くのバス停ではないバス停(?)に着いた。

 イタリアン・チャペルはラム・ホルム島にある。メインランド島とラム・ホルム島を道路がつないでいる。

 「あそこに見えるのがイタリアン・チャペル。帰りはあそこからバスに乗れ!」とバスのドライバーは教えてくれた。みんな親切だ。

 イタリアン・チャペルは、第2次世界対戦中にイギリスの捕虜となったイタリア兵たちが自分たちの信仰するカトリックの教会がなかったために建築した教会だ。

入り口の記念碑

 

出会えてうれしかったイタリアン・チャペル。

 

礼拝堂は小さいが、今では結婚式も行われるらしい。

 

イタリアン・チャペルからバスに乗ってメインランド島のハイランドパーク蒸留所に向かう。

 

ビジターセンターで工場内見学ツアーを申し込んだ。

 

このカンターテーブル。素敵!ここで試飲したのよ。

 

 かまどの部屋と煙突。ここではピートを燃やす。そうするとスコッチ独特の香りがつくそうだ。ピートが重要。

 

ピートが燃えている。釜土は65度に保つのが大切。

 

モルトを熟成させている場所。

 

 この蒸留所では、ここでしか買えない「viking scar」というシングルモルト・スコッチ・ウィスキーをゲット!
 さあ~帰ろう。
 「ここからのバスはどこから乗ったらいいか?」と聞いていたら、そのことを聞きつけた地元の若いカップルが中心地まで車に乗せてくれると申し出てくれた。

 あっという間にカーウォールの中心地に到着。まだまだ時間はある。もう少し街中をぶらぶらしよう。

ここは聖マグナス大聖堂の向かい側にある司教の家。今はミュージアムだ。

 

もう一度聖マグナス大聖堂に入った。この身廊の雰囲気がとても好きだ。

 

 聖マグナス大聖堂は、カークォール市民の教会ですべての教派に開かれているが、主管はチャーチ・オブ・スコットランド(長老派)である。

 

近くに聖公会の教会があることを知って行ってみた。

 

礼拝堂の雰囲気はまさに聖公会。

 

祭壇のステンドグラスが美しい。

 これでオークニー諸島はお終い。この地方の人々はとても親切で、島全体が平和な空気に包まれている。
 ずっと昔から時間がそのまま動かないような感じを受けた。